楽しむため、初心に返る。Mリーグ②

次を書こうとしてもなんか批判的な記事になる。楽しみたいのだがいつの間に私は捻くれたのだろうか?
熱い気持ちを書こうとするのではない、そう熱くするのはMリーガーの仕事、私は初心に返るのだ。
ただなんとなく①の記事の閲覧が多いのは、みんな初心に戻りたいのだろうか(笑)いいじゃない。戻ろう。帰ろう。初めての気持ちに。


あの時楽しみにしてたのってなんだろう。

RTDという藤田晋社長が金に物を言わせて創設した麻雀界のコロッセオ。そこで何を見てたか。

プロ対アマ最強位。連盟対他団体。そこから各々の好きな選手を見ていったのではないでしょうか。

私は追っていくうちに多井プロが好きになってそのシンデレラストーリーに胸を熱くさせたものです。

Mリーグになってから。

チーム戦になってからはチーム全体でどうしても捉えてしまうので単体でのシンデレラは生まれにくくなったのかなと思います。

しかしボンヤリ見てても黒沢、岡田プロは明らかにMリーグが生んだシンデレラと言っても過言ではないでしょう。年俸とか分かれば目に見えて評価の上げ下げが見えるので良いのかなと思いますが、そこらへんは難しいところです。この選手がこの選手より上、なんて公になった日には…、言わずもがな…。ね。

しかし、企画でMリーグ女流選抜を組む機会が出来れば、この2人が入る事に異議を唱える人はそういないのではないかな。特に黒沢プロはセレブ打ちというブランド化してるので見てるのも楽しいです。

じゃぁ次のシンデレラを見つけるのがMリーグファンではないのだろうか。みんなは誰がなると嬉しいのだろうか…、そこは私はボンヤリ見ます。シンデレラは自ずとダンスホールの中心に寄っていくでしょうから。
このMリーグを舞台に誰が成り上がっていくのか今シーズンも期待です。

話逸れるけど、
力のない人がグングン力をつけていく様に我々はシンデレラを見るのか。
そもそも力があった人が奮う様になっていくことに見るのかは謎ですな。

そして冷静に考えてみると多井プロがシンデレラになれたのはなかなか興味深い案件だと思う。字面が凄いなw


だってあの時の私は多井プロの強さをちゃんと拾えていたのか甚だ疑問だ。
多井プロは確かに強い、ファイトスタイルは高レベルでバランスよく、守備が堅い。ただ絵面でみると地味だ。いや凄いのだ。でも決して派手ではない。
となるとキャラ先行だったのかなぁ、まぁキャラ先行ではある。
一応改めて言うけどRTD見るまで多井プロなんて全く知らなかった。そもそもトップに君臨してたんだよって言う反論はやめてくれ、あの時の私のRTDの見方はだいたい皆タイトルホルダーで皆強いくらいの印象で好感度横一線スタートだ。

となるとキャラって大事だよね。RTDの売りの一つだったプレイヤー解説、多井プロのは楽しみにしてたなぁ。
小林未沙さんが楽しそうにやってる人ってだいたい楽しいよね(笑)

そういえば今生きていて人の話を4時間も聞く機会なんてそうない。田舎のラジオの昼帯番組くらいの量だ。
4時間その人の麻雀脳を聴けるのだからキャラを出していくにはうってつけだ。
新人の4人は積極的に解説にまわるのもシンデレラになる近道かもしれない。

リーチの間どれだけ知識披露出来るかとか世間話出来るかって重要だよなぁ。ボソッとね。


Mリーグになってリーチ後はツモれ、ツモるなって思う事増えたけど、RTDの時は脱線トーク楽しみにしてた気がするんだよ。これは生き残りとかが明確になったからなのかねぇ。

少し懐かしさに当てられて批判めいてしまった。しかしこれがMリーグの色になっているのだから受け入れねばね。期待はしつつ、変化を受け入れねば。


未知なる強豪との出会い。

Mリーグでは見たことない選手がいっぱい入ってきました。RTDから見始めた勢の私にはこの選手は多井プロと比べてなんぼのもんじゃい、どんな麻雀うつんだいっと構えて見ていましたね。

度肝を抜かれたのはやはり園田プロの鳴き麻雀でしょうか、遠い所からの仕掛け、虚実入り混じった麻雀は魔術師の異名に違わぬ面白麻雀でしたね。

そして沢崎プロの多井キラーっぷりにはファンとしても煮湯を飲まされた印象です。なんでこんなに食われてしまうのかと、多井プロが間違ってる印象がなかっただけにマムシの沢崎に恐怖したのを覚えています。

今回のドラフト、未知なる強豪がいるのかっていうところは見所の一つでしょう。

期待しているのは松ヶ瀬プロが多井プロとどう相対するのかというところですね。そして注目していないプロが八面六臂の大活躍してくれることも祈ってる。未知が欲しいのだ!未知なる強豪が!

でも、どう強いか、私に分かるのだろうか…。

そもそも何をするプロが強いのだろう…。分からない。分かってない。読んでるあなたは分かりますか?


思考の海、煩悩の沼。初心に返るにはMリーグを見過ぎたのかもしれない。


オマケ。

これを書くのに結構長くかかっている。なんとなく良い人ぶっていたからだ。貶したり、不平不満をつらつら書くのは簡単だからちょっと自分にカセをつけてみた。

これが重い。そもそもここは私の思考の掃き溜め。ここからはブラックにいくぜ! 


個人的に楽しみな事。


ハギーと朝倉プロと石橋プロ。この3人。

麻雀はその人を如実に表す。マイナーチェンジこそすれど基本的な骨組みは変わってない様に思える。培ってきたスタイルを貫く。素晴らしい事だ。

でもこのスタイルを貫いたばっかりに彼らの首は断頭台に乗っている。結果が出ていないからだ。インタビューを聞くなりそれなりの覚悟はあるみたいだし、退く決意もあったとか。んー、世知辛い。

勝つ事よりも貫く事なのか、貫く事で勝てると信じているのか。それは分からない。生き様としては男らしいともとれる。プロレス好きとしてはたまらない。

多分Mリーグ抜けた所でトッププロだし、なんなら俳優だから生活に困るなんて事はないだろう。

でも一つ言える。

多分Mリーグを抜けたら彼らの闘牌を進んで拝む事はないだろう。彼らは強いから最強戦に名を連ねる事は多々あると思う。意図せずとも見る機会は多いはず。でもYouTubeあさるか?団体の試合追うか?追わない。一推しではないから。


だから余計な事かもしれないが彼らの闘牌をシーズン通して見る機会はこれで最後かもしれない。


今シーズン、彼らがどういう選択をするのか、自分のスタイルを大きく変えていくのか、自分を貫き負けるなら良しでいくのか、横目でチラチラ見ながら追う事にしよう。


初心に戻れてるのか?これ。まぁRTDの誰かがリーチして他が降りた時のあの空気を思い出せただけ良しとしよう。③は…多分ない!

あとオジサンズの叡智を結集した。丸山プロの完成も期待してる。んー、我ながら散らかってる。けど。


完!


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