プロレス的に見れるのか?Mリーグのオフシーズン!

ついに起きた契約解除

正直、今年1年は風林火山のメンバー追加、後は雷電には追加があるのか?くらいのニュースしかないだろ…、つまんな。と思っていたらKONAMI麻雀格闘倶楽部から前原、藤崎プロがセガサミーフェニックスから和久津プロが契約解除となった。卒業、契機満了からの延長せず。エンタメ色の強いMリーグでいきなり起きた血生臭い出来事に私は少々驚いている。後1年くらいは人は動かないだろうと思ってただけに山が動いた感がすごい。

各チームのファンはどう思ったんだろうか。前原・藤崎・和久津プロ。成績は…そんなによくはない。エンタメに奮ってたか?と言われればそうでもない。このチームが推しってわけではないので「まぁ仕方ないよねぇ、この成績じゃ」とか年齢とか。クビと言われても飲み込めなくはない選手である。

前原プロは3年、藤崎・和久津プロは2年。んー、なかなかに厳しいジャッジとも言えなくもない。40試合前後でこれだからなぁ。こんなもんなのかな?
そう考えると岡田紗佳プロは本当にすごい。結果出してんだもん。Mリーグの申し子とその内言われるかもしれない。

ただ、懸念は結構ある。岡田プロは目に見えて成長し、なおかつ結果も出した。他の新人プロで果たしてこれからこれ程のポテンシャル(雀力とエンタメ性)を持った新人がこの舞台に立つ事ってあるのかな?
岡田プロと対を成す(私が勝手に対にしてる)丸山プロはどうだろう。Mリーグの為に会社も辞めてる、全てを捨てたシンデレラが上がった舞台は血で血を洗う闘技場でした…。すげぇ怖い、そんな舞台に上がって2〜3年で結果が問われる、甲子園球児の比じゃない位のプレッシャーだろう。今から来る新人はこの覚悟でやれるのか?丸山プロはこの事態は想定内だったのかな?

プロってそんなもんじゃね?みたいな事をこのシーズン首を賭けてた風林火山の面々は言っていた。麻雀で元から食ってた人達の言葉は違う。まぁ簡単にクビを賭けきれるからこの立場にいるのかもしれない。

Mリーグはこれからの麻雀界を担っていく若手、女流の成長の場なんて事を新規約が出来る2019シーズン前に言われていたけど弱いチームだと2年くらいで査定され進退を決められるのだろうか?その新人が指名されたチームで遺憾無く力を発揮しないと負けも責任も新人のせいになったりしないのだろうか…。成績が先輩がちょっと下くらいだと新人の方を切ったりしないだろうか…。んー、想像するだに二の足を踏んでしまいそうだが若手の成長の場になっていくのかなぁ?

でもエンタメ枠は取りやすくなったと思う。2年スパンで入れ替わるなら仮に成績が悪くてもクビになればファンやアンチの溜飲は下がるし、人気が出て外仕事が多忙になれば卒業という形で辞めやすい。エンタメに振るっていう部分では良い方向に動いたのかも。

さて、プロレスに置き換えるとそんな暗くもない。鳴り物入りで入って来た、あるいは実績を上げてフリーでメジャー団体に登りつめたレスラーがいる。だけど結果は振るわずお客さんには受けず、試合順は前へ前へ、そして出る試合もなくなり解雇。というのは結構ある。

しかし、メジャー団体に上がれたっていうのは知名度を爆発的に上げる、解雇されてメジャーの下の団体に上がった時、卑下する奴も入れば、メジャー団体に認められた奴が我が団体に来たと暖かく迎えるお客さんもいる。お客さんも人それぞれだ。
腐らずにやっていればまたメジャーから声がかかる事もあるし、そこから頂に立つレスラーがいない事もない。


今回大事なのは前原・藤崎・和久津プロが辞めた後にどうするのか、どういう轍を作って行くのかって事。とくに和久津プロはまたMリーグの舞台に立てるかもしれない。
首を切られた選手が血反吐吐いてでも、もう一度上がりたい場所なんだよって事を示していかないといけないのだ。だからこれからの和久津プロには期待している。辞めてから期待するってなんだよって話だけど…。

チームの監督や人事権のある人は一旗上げたら再雇用とか自分のチームならっていう考えがあって欲しいかな。
成長をいかにして見せるかって言うのはあるけど、岡田プロなんかは目に見えて成長を感じ取れたんだから出来ない事もないはず!クビって事は伸び代があるって捉えて立ち上がって欲しいかな。後進に後を譲るなんて言うには麻雀人生まだまだ長いだろう。

負けてからがプロレスラー。やられてからがプロレスラー。さて、元Mリーガーの麻雀プロは?

この黒点を勝利の放物線へ。

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