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今私が選びたい言葉「ウチら棺桶まで永遠のランウェイ/kemio」を読んで。

「ウチら棺桶まで永遠のランウェイ/kemio」を読んでいる。

ある動画をたまたま見たときから「この人の言葉が私には必要な気がする」と感じて、概要欄に書籍の紹介があったから即行買った。

勘はバッチし当たった。

最初は弾けるような甘酸っぱさとパッション溢れる言語にやや圧倒されたけど、読めば読むほど猛烈にぐっと胸の奥まで刺さってくるような言葉の数々に感動して、「この言葉、これからもめっちゃ大事にしたい…」と多くの感銘を受けた一冊だった。

私は「不安とか一生ついてくるけど、めげずにウチらハッピーに生きようね★」っていうエネルギーを持った言葉や考えが好き。 

理由としては、人のヒリついた空気とか、たまたま目にした言葉とかが後引いて気持ちが沈んじゃいやすいタイプなので、なるべく「爽快感や幸福感に心が包まれて思わず笑えてきちゃう心地よさのある言葉」を糧にしたい!という気持ちがあるから。

荒んだ心が沈んでくような厳かで落ち着いた言葉も好きだし、それが力をくれる日もある。

でも今は「色々しんどいことあるけど、とりま今踊らなくちゃ損じゃね?」って提案してくれるような、ネガティブありきのパッションに溢れた言葉を聞きたいと思う。

暗いネガティブことに蓋をせず、一旦「そういう事マジあるよねえ~」ってゆるく受け止めて一緒に進んでいく決意をさせてくれるような、光も影も共にある言葉に説得力を感じる。

ただ明るいだけで、「あなたもポジティブに生きませんかぁあ!?」という鼻息荒く近寄ってくる言葉だったら私の心は振り向かなかった。

底抜けになんの理由も影もなく光輝く言葉が悪いとは思わないけど、捻くれてるので「え、あ、ノーセンキューで…。」と若干引き気味になってしまうのが本音。私が光輝いて灼熱で距離感近い言葉として許せるのは松岡修造の言葉だけ。

今の気持ち的には、生まれたての子供の面倒を見る親のようにじっくりと寄り添う熱い存在感じゃなくて、ただ友達感覚で気軽に肩を叩いてくれるようなぬるい存在感の方が親しみやすいし、受け取りやすい。

そう考えると、きっと言葉にも程々の距離感が必要なのだと思う。

自分の心に近すぎず、遠すぎずな言葉が、誰かの胸を突然撃ち抜いていく。私も撃ち抜かれたからわかる。
そういう経験を繰り返して、少しずつ自分のエネルギーになるような言葉が増えていったら一番幸せ。

そして、いつか誰かの受け売りじゃなく「自分の言葉」としてパッションを放っていけたらもっと幸せだ。

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今回もほんとに良い本(言葉)に出会った!勘が冴え渡ってるわここ最近。
これからも本とか歌とかを通して色んな言葉に出会いたいな~~~~と思わせてくれる体験、素晴らしい。

そしてなにより、地獄みたいな世の中を美しく気高く生きる言葉と人々に感謝。いつもこの世を生き抜くためのエネルギーをくれてありがとう。

めげずに現世生き抜いてくわ。

本日はそんな感じで。

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