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“あの頃が良かった“なんて死んでも言いたくない。

「あの頃は楽しかったな。」

「あの頃は良かったな。」

「あの頃に戻れたらいいのにな。」

私はそんな言葉が嫌いです。

勿論、過去を振り返って思い出にひたることが何もかも悪いというわけではないとは思います。だけど、その思い出に浸るという感覚の中に潜む「過去に戻りたい」「過去に縋りたい」という気持ちが、どうも私には好きになれなくて。

あの頃が良かった、なんて死んでも言いたくない。とすら思うのです。

もし本当に自分の人生史上最大の幸福が過去にあったとしても、そればかりに固執したくないし、もっと未来にわくわくとしていたい。未来や今で最高が更新できると絶対信じたい。

そんな反抗精神が私の中にあるのです。

ずっと、「死にたい」と同居しているわけですけれども、それでも私は「過去のその先にある美しい景色」を見たいと思っているのも本当の気持ち。

過去になんて戻ってたまるか。何度も死にたくなったって、絶対最高を更新してやる。意地でも、意地でも、意地でも。

そんな相反する気持ちで、燃えております。

誰に咎められたわけでも、揶揄されたわけでもないのに、一人で燃え盛って、そのまま死んでいく。それで本望なのです。誰にもわかってたまるか。私の魂は私のものなんだ。

なんて、今日も一人で喚いて苦しんで苦しんで笑っています。

過去はあまり振り返りません。例え過去が突然私の喉元に食らいついて殺そうとしてきたって、私の魂はあげたくない。私の魂は未来にあるんだと信じているから。

そんな夜です。


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