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ガラスの浜(長崎の旅1日目P1)

ガラスの浜は臭いもなく、働くおじさんとおばさんのおやつは早生ミカンだった。コスモスと島原半島は美しく、有明海の牡蠣を焼く。
このコロナ禍で、1年程会ってない娘1、ようやく東京からの移動も可能となったので、長崎に赴任中の彼女に会いに行く旅行でもあった。
(子供は息子、娘1、娘2と計3人いる)
4日間の行程、今回は娘1と妻に丸投げで、レンタカーの運転も娘1任せの殿様旅行である。

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長崎上空は快晴、JALの日の丸が美しい。この翼の日の丸が好きでJALに乗る。
長崎は海岸線が北海道の次に多い。どこもかしこも海岸線で地勢的にも面白い土地。文化や宗教なども多様性の極みである。隠れキリシタン以外にも文化人類学的に面白い地域である。また被爆地でもあり独特の雰囲気を持つ土地柄だ。
「怒りの広島、祈りの長崎」と言われる云えんも考えてみようと思う。
それと出来るだけ美味いモノを食べるフードファイトも同時進行の予定だ。
1日目行程
1.大村ガラスの浜 2.諫早市白木峰高原 3.諫早牡蠣小屋 4.島原水の町 5.雲仙地獄谷 6.千々石展望台 7.長崎ツル茶ん

長崎工程

ガラスの砂浜(1)
まず長崎空港のある大村市から諫早市へ向かう、その途中、空港の直ぐ近くにガラスの浜がある。
「臭(くさ)いよ、大村湾はそれほど水質もよくないし」娘1が言う。
それでも、行けるなら行ってみよう。それが旅の醍醐味。
「いこう、いこう」

ガラスの砂浜は環境改善のための人工砂浜である。
アサリなどの生物が生息できる環境を造成するためで、長崎で年間何トンも出る廃ガラスビンから製造した再生砂を用いて浅場を作ったそうだ。
粒が大きい人工砂には、アサリの幼生が着床しやすいという。そしてアサリなどの二枚貝は、海中のプランクトンを食べて海水を浄化する働きがある。つまり、ガラスの人工砂をまくとアサリが増えて、結果的に水質が改善されるというわけだ。

一見、シーグラスの山だ!と思い、
「よく持っていかれないなあ」と言うと妻が、
「よく見なさい」と言うので、よく見る。
細かく砕いたガラスだった。細かすぎるし、研磨されてない。

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臭いの元となるゴミ。地元の人達が浜の清掃を黙々としていた。
土手の上には早生ミカンを入れたポリ袋があった。遠くにキンモクセイの香りがした。秋から冬へ、
「どこかで、ミカンを買おう」

諫早市白木峰高原はコスモスが満開(2)

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長崎は少し海岸線から離れると直ぐにワインディングロードとなる。アップダウンとタイトコーナーが続く。運転には慣れが必要だ。ここは娘1に任せる。

諫早市白木峰高原、長崎ではコスモスの名所らしい。あくまでも(らしい)なので、行ってみないと分からない。
さて、行ってみたら、なんと
「おーっ、いいね」
コスモスも綺麗だけど。その後ろの景観が素晴らしい。島原半島と有明海が見える大展望。とても素敵だ。カメラに収まらない。またコスモスと青空のコントラストも美しい。よく見るとまっすぐに湾を横切る「諫早湾干拓堤防道路」も確認出来る。

俺は、みかんを探す。地元の物産を売っている出店で見つけた早生みかんは150円だった。
「ドライブのお供はみかんに限るなぁ」俺、
「それさぁ、手がべたつくよ」娘1、
「はい、これに皮をいれて」妻がポリ袋を差し出した。手に取ると昔使っていた、犬のウンチ入れ袋だった。
牡蠣はまだまだ小さかった

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牡蠣を食べたい。
昨年の冬、妻と娘2が長崎にいる娘1(姉)に会い行ったとき、長崎駅のかもめ広場で、冬の特別企画の牡蠣フェス、小長井牡蠣の牡蠣焼き会が催しされていた。それも普通の形での牡蠣焼だ。各自が自由に炭で牡蠣を焼き。一杯やる。

そこでの妻らの牡蠣焼きシーンがSNSにアップされた。それを見て、長崎駅の駅のど真ん中の広場で、浜の小屋でしか出来ない牡蠣焼きが出来る。
近いうちに新幹線も止まる予定の駅前で出来るなんって、最高だね。
「是非とも、俺も食べたい」と思った次第だった。

しかし、今は10月中旬だ。時期が少々早い、小長井牡蠣の焼き小屋のオープンは11月以降だった。
でも、あきらめない。ネットで検索
「あった」有明海と島原半島を望む牡蠣小屋シーサイドマリン。ここは10月オープンだった。

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ようやく牡蠣焼きを食べる事が出来る。
小屋の横は直ぐに浜だった。有明海が広がる。店内はまだシーズン前なので、旅行者が2組いるだけだった。
焼く物を始めに選ぶ。
「岩牡蠣もある、車エビもある」 色々あるけど、とりあえず牡蠣を焼こう。まだ昼間なので、ノンアルコールを俺は飲む。

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牡蠣焼の一巡目を食べているとき、俺は非常にやばい状況になり、我慢できずにトイレへ行った。戻ると、
「ねぇ、どうしたの?」娘1
「突然、黙って、出て行くし」妻
「いや、ちょっと火傷した」俺
実は、軍手に焼たての牡蠣の熱い汁が垂れて、手を火傷したのだった。そこで我慢できず、トイレで水にて冷やしていた。
最初のアクシデントであった。基本食べ慣れていない。

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島原半島でジオツーリズム(長崎の旅1日目P2)へ続く。

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