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【バイク】ヴェクスター150の思い出など。

私は1989年秋の大学1年生時に400cc未満のバイクまで乗れる中型二輪免許を取得していた。現在は普通二輪免許と言うらしい。

私は高校卒業するくらいにホンダDioを購入した。50ccの原付1種スクーターである。

その後半年経って中型二輪の免許取得後、20代前半でホンダVTZ250というバイクを短期間所持していたが、どうも大きいバイクは乗らない、やはり自分には手軽にその辺のコンビニへスッと行ける”下駄”バイクが合ってるんだと感じ、VTZ250は新車購入後1年ぐらいで売り払って、その後ホンダリード90という90ccのスクーターを買った。

その後リード90には10年以上乗り続け、その後このヴェクスター150を2005年に購入した。

このスクーターは、高速道路にも(法規上は)乗れるし、前かごをつけることができて気軽に近所へ買い物に行くこともできるという一石二鳥なバイクだった。「法規上は」と書いたのは最高時速が95km/hぐらいしか出ないからである。非常に遅い。メーターはこんな感じ。

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このバイクは、「キャブ車」といって、シンプルで修理しやすいのだが、冬になるとエンジンがかかりにくい構造になっているらしい。私はあまりバイクや車の構造に詳しくないので、「らしい」と書いておく。

このバイクも当たりはずれはあるのかもしれないし、どれだけ整備するかによるのだろうが、6年ぐらい経ったころから冬になるとエンジンがかからなくなってきた

このバイクのエンジンをかけるときには今の新しい車についているような「スタートボタン」を押すとエンジンがかかるのだが、それがかからない。

バイクには「キック」といって、足でレバーみたいなものを踏んでエンジンがかかりやすくする方法があるのだが、このヴェクスター150には元からキックがついていなかった。オプションで付けることはできる。あまりにもエンジンがかからないので、2019年秋にそのキックを2万円ほどかけて取り付けてもらった。

だが、キックは万能ではなくそのキックを取り付けてもエンジンがかからないことが結構あった

エンジンがかからないというのは恐怖である。私は車も持っているので、自宅からどこか行くときに急にヴェクスター150のエンジンがかからないときはまだ車で目的地へ行けばいいが、もしこのヴェクスター150でどこかへ出かけていて、いったんエンジンを止めて用事を済ませ、またこのバイクのところに戻りエンジンをかけようとしてかからなかったらどうしようもない。

車と違ってバイクはロードサービスが充実していない。そこから押してバイク屋へ行ける距離にあればいいが、山奥でエンジンがかからない状態になるともうお手上げである。

このバイクは前かごがつけられ、しかも高速道路の乗れる貴重なバイクで本当に手放したくはなかったが、エンジンが出先でかからないという恐怖から逃れたくてもう今年1月にこのバイクを手放して新しいスクーターを買ってしまった。

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※手放した時のヴェクスター150。


前かごがついているのは本当に便利である。今は50cc原付スクーターの一部しか前かごがつけられないので不便になった。

私は前かごに荷物を入れて走ることはほとんどしなかったが、スーパーやコンビニにちょっと寄った時にヘルメットを載せておけるし、簡単な整備をするときに工具やネジ類を置いておける。非常に有能だった。前かごは格好悪いという意見もあろうが、私はバイクにルックスをあまり求めない。

また高速道路にしょっちゅう乗るようなところに住むようなことがあれば、また150ccスクーターが欲しいのが本音である。今だとヤマハのマジェスティSが欲しい。やはり足元がフラットになっているのが好みである。

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