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メディアの自由と責任・後編(金明秀)
■新潮社を事例として
【事実上の虚偽報道】
メディアの自由と責任・前編で見たように、ハッチンス委員会の『自由で責任あるプレス』は、メディアの社会的責任として上述の5項目を提案した。なかでも筆頭に挙げているのが「ウソをつかない」ということだ。とりわけ外交にかかわる報道が不正確だと、戦争などの重大な問題にもつながりかねないためだ。また、単に事実を報道するだけでも十分ではない。文脈から離れて断片的な事実
メディアの自由と責任・中編(金明秀)
■日本のイエロージャーナリズム
メディアの自由と責任・前編では、『自由で責任あるプレス』が発表されるまでの米国メディア史を材料としてメディアの社会的責任について論じてきたが、日本のメディアについてもほぼ同様のことがいえる。捏造スキャンダル、センセーショナリズム、好戦的愛国主義をイエロージャーナリズムの特徴とするなら、20世紀前半の日本のメディアにはおおむねそれらが該当するためだ。
米国においてイエ
メディアの自由と責任・前編(金明秀)
■イエロージャーナリズム
「プレスの自由が出版する者の権利でありうるのは、自身の中に市民の権利と公益を組み入れる場合にかぎられる」——米国のプレスの自由委員会(いわゆるハッチンス委員会)による報告書『自由で責任あるプレス』(1947年)の一節である。メディアの倫理を包括的に検討するための外部組織として、シカゴ大学学長ロバート・ハッチンスを委員長とする同会が設置されたのは1942年、まだインターネッ
『モロトフ・カクテルをガンディーと』索引
『モロトフ・カクテルをガンディーと』(マーク・ボイル著、吉田奈緒子訳)の索引を作成しました。
本書で言及される人名、作品、団体名など、約300項目を抽出しています。
内容は同一ですが、プリントの仕方によって2種類があります。目的にあわせて自由にご利用ください(転載可)。
『モロトフ・カクテルをガンディーと索引』《A4版》
片面プリントすると2枚で出力されます。
『モロトフ・カクテルをガンディ
【第9号】colomagazine(2020/12/24発行)
コロナ禍に打ちのめされた歴史的一年が暮れようとしています。あっという間でもあり、昨年の忘年会風景の写真を見ると遠い過去にも思われます。
ころからのメールマガジン(ころまが)第9号をお届けします。
第9号のラインナップ
1)【特集&Pickup】新シリーズ「いきする本だな」始動!
2)【来月の新刊情報】『おいしいダイバーシティ』刊行
3)【コロナ時代に読みたい一冊】『ちくわぶの世界』
4)【今月の
【第7号】colomagazine(2020/08/30発行)
安倍首相退陣! 公文書の改竄、モリカケ桜問題、杉田水脈ら極右政治家の優遇など罪多き政権でしたが、2014年と2017年に大義なき解散・総選挙を繰り返し投票率を意図的に低下させた罪は日本政治史に刻印されるべきではないでしょうか。
と、熱くなってしまいますが、「それでも社会は続く」のですから、選挙結果を変えるために社会を変えて行きましょう!…と、やはり熱くなってしまう昨今、ころからのメルマガcolom
【第6号】colomagazine(2020/08/08発行)
新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかりませんーーという紋切り型報道が溢れていますが、大都市在住の人にとっては、「歯止めをかけようとしてる政治家はいるのか?」「歯止めする方法を教えてよ」という感じでしょうか。
このまま「Go To Hell」にならないことを祈るばかりですが、ころからのメルマガcolomagazine(ころまが)第6号をお届けします。
第6号のラインナップ
1)【 今月の放送