贈りもの(449文字)
『贈りものは、プレゼントを選ぶ時間を贈るもの』
そんな言葉を聞いたことがある。
お誕生日、祝い事、お礼など…
贈りものはいただいたら嬉しいし、また贈る方も楽しい。
贈りものの包みを受け取った時、どんな物を選んでくれたんだろう…と考えるだけで、早く開けてみたいと心が逸る。
包みを渡す方は、気に入ってもらえるだろうか…とちょっとドキドキする。
なぜなら、贈りものを用意するときは、相手の顔を思い浮かべ、笑顔になって欲しい、喜んでもらいたい、そんな気持ちで一生懸命に選ぶから。
贈る相手が必要なもの、その人の好みを熟知している場合ばかりではない。けれども、贈りものを用意しようと思い立った時から、その人が喜びそうなものについてアンテナを張って情報収集し、好みに合いそうな品を丁寧に探して候補を絞っていく。そうやって選んだ贈りものを見て、相手が笑顔になってくれたら最高だ。
贈りものをする時は、どんなに忙しくても相手への気持ちと選ぶ過程を大事にしたいと思う。純粋な子どもたちが母の日や父の日のプレゼントを贈る時のように。
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