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「いつか」は何を叶えているのか? 読書録:益田ミリ『美しいものを見に行くツアーひとり参加』

こんにちは。
じぶんよみ講師のさちこです。


突然ですが、みなさんの
無性にときめく場所はどこですか?


私にとって、そのひとつは本屋さんです。
(古書店も大好き。図書館はそれほどでもない。)


膨大にある魅惑の世界観に触れることができる。
本屋さんはいわば小宇宙です。

ドキドキしたり
わくわくしたり
きゅんとしたり

舞い上がっちゃいます。

一方で本を読むのが好きか?と言われると、そうでもありません。(←え?どういうこと?ですよね。すぐ気が散ってしまいます。)


そのため、買ったものの読んでいない本は山。


それでも本屋さんへ行くと、少なくとも一冊は買わずにいられない。SNS等でおすすめされている本があると、探さずにはいられない。困ったもんです。


今日は3冊、近所の本屋さんで運命の出会い(そう呼んでよしとする)がありました。

その中の一冊。

益田ミリさん
『美しいものを見に行くツアー ひとり参加』

実は私、益田ミリさんの本を買うのははじめてです。

▢表紙が抜群に可愛い。
▢たまらないタイトル。(しかも「行くぞ!!40代から」。まさに私のための本だという気に)
▢はじめに&うらすじで心をガチっと掴まれました。


北欧オーロラの旅からはじまり、ドイツのクリスマスマーケット、フランスのモンサンミッシェル、赤毛のアンの舞台・プリンスエドワード島etc。



いつか行ってみたい!!

YouTubeでオーロラやクリスマスマーケット、プリンスエドワードを観ながら、思い巡らす至福の時間でした。


益田ミリさんの人間に対するやわらかいまなざし。
ふかふかする安心感。
言葉から、絵から、染み渡ってきます。


あまりに美味しい食事を頂いている時、食べ終わるのが惜しくなるような感覚。それと同じように、読み切ってしまうのが惜しい。そんな一冊です♪


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ここからは「じぶんよみ」による自己探索。

「いつか行ってみたい‼」の「いつか」は来ない。正確には「来ない」のではなく「来てほしくない」という話。

本と似ているんですが、私は「旅」と聞くだけで、めちゃくちゃときめきます。強烈な憧れがあるんですよね。


「世界を旅したい」がずっと夢リストにあります。
「ずっと」です。が、


休みがとれない。
お金がない。

2大免罪符を掲げて、行かないことを選び続けています。
つまり私は「行きたくない」ということ。
(そんなことない!行きたい!って言いたいですが、じぶんよみ上、例外は認められません。。)


そこで、「もし、行きたくないんだとしたら?」「行かないことで何を叶えている?」を自分に聴いてみます。


叶えていることは

▢お金を払わなくて済む(その痛みを避けられる)
▢未知の世界に行かなくて済む(不安や危険を避けられる)
▢時間を調整するためのコミュニケーションをとらなくて済む(お願いしたり頼ったり、迷惑をかける心配をしなくて済む)etc


さらに「強烈な憧れ」というのは、自分より旅を上に置いている証でもあります。手に入らないとわかって(決めて)求めている感じ。

その背景には必ずセルフイメージがあります。
この場合でいうと「旅が似合わない私」(本を読んでいてふと気づきました)。


こうやって明らかになったセルフイメージは、やめてもいいし続けてもいい。セルフイメージを自覚し、自分で選ぶことが重要。


私は「旅が当たり前な私」で在りたいなと。
だから、まずは「旅は日常のひとつだと思える私になりたい」と決めることにします♡

「美しいものを見ておきたい。」(同著より)
私も、そう感じるから。

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