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なぜ人は苦しむのか? 読書録:吉野源三郎/羽賀翔一『漫画 君たちはどう生きるか』

こんにちは。
じぶんよみ講師のさちこです。

ここ最近、複数の機会が重なって
ついに謎が解けた!!ということがあります。


同じような謎を長年抱えてきている人、結構いるんじゃないかと思うんですよね。例えば…


▢自分の言動を振り返って後悔することがよくある
▢過ぎ去ったことを繰り返し思い出しては消してしまいたい衝動にかられる
▢安心して話せる人と、緊張して話せない人との差が激しい
▢楽しそうな人の輪に入ることに苦手感がある
▢周りとのバランス、平等性、協調性を重んじがち
▢合わせる顔がないと感じている相手がいる
▢不機嫌な人を見ると、自分に原因があるような気がする

こういったことで苦しくなることありませんか?


私は幼稚園の頃からずーーっとこの繰り返しでした。
今まで、今なお、ずっと。


自己肯定感が低いから
ネガティブ思考(反芻思考癖)だから
切り替え下手だから
内向的だから


各方面からアプローチをして、それなりに納得してきたんですが、いまいち腑に落ちる感じがしない。


でもまあ、何とかやってるし、その時々は苦しいけど仕方ないかな、とやり過ごしていました。

そんな時、耳にした衝撃的な言葉。


「自意識過剰」
※こちらはまた改めて

まさに私だ!!!と目が覚めました。
幼稚園の頃からの苦しみは自意識過剰から来てたんだ、、と全てがつながった気がしたんですよね。


そして同じタイミングで読んだのが
原作:吉野源三郎/漫画:羽賀翔一『君たちはどう生きるか』でした。


私にとって『君たちはどう生きるか』は、自意識の話とガチっとシンクロするものでした。上の7つに当てはまる人は、コペル君に心当たりを突かれるのでは、と思います。

*****

特に受け取ったこと

自分の行い(過ち)に対する、悔恨や恥ずかしさ、罪悪感、自責の念、苦しみは、本来人間がどういうものかを教えてくれているということ。それだけ正しい道を求めているからである。

ただしそれらの意識に飲み込まれて動けないなら、蛇口を止めるように考えるのをやめてみる。自分中心(目に見えるものからだけ)の見方を抜け出てみる。そうすれば必ず進みたい道にまっすぐ進める。人間はもともと、何が正しいかを知っていて、自分で自分を決定する力を必ずもっているから。


*****


うまくまとまりませんが、約85年前に書かれた『君たちはどう生きるか』を読んで、幼い頃からずーっと抱えてきたものが赦された気がしました。


▢なんであの時、私は逃げ出しちゃったんだろう。
▢なんであの時、あんなことしちゃったんだろう。
▢なんでこんなに、恥ずかしい気持ちや情けない気持ちを思い出しちゃうんだろう。
▢嫌だ、恥ずかしい、消えちゃいたい。

何度も何度も繰り返してきたのは、私が人間としてよりよく生きたかったから、その強い気持ちから生まれていたものだったんだ。。

そう知った今、自分と少し仲良くなれる気がしています。


文庫でも読みたいと思いますが、漫画の表現も素晴らしくオススメです♪

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