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〈実話チョイ怖😳〉我が家の階段を上がる、視えざる人間

椿あんこです。



日曜日の今日は、
小津安二郎監督の映画『東京物語』を
観ていました💕

小津安二郎監督作品『東京物語』より


大学時代に、卒業論文で日本映画を題材に書いたのですが、
小津安二郎作品にするか、
黒澤明作品にするか迷い、
試しに小津作品を観てみたら、途中で寝落ち😅💦結局、黒澤作品で書きました。


20代の私には、小津作品の良さがわからなかったのですね。
歳を重ね、人生経験を重ね、
小津作品の素晴らしさが身に染みました。
「こういう経験、あるある!」と。
人生を重ねることも、悪くないですね(笑)。



なお、この『東京物語』は、
のちに山田洋次監督がリメイクして、
『東京家族』として再び世に出ました。

山田洋次監督『東京家族』より

こちらは、3回観ました。山田洋次作品好きなんで😁。
同シリーズの『家族はつらいよ』も観ました。
小津安二郎の『東京物語』で笠智衆さんが演じた役を、橋爪功さんが好演していました。

『東京家族』と『東京物語』で、
同じ台詞、同じシーンがあったりして、
そういうところを見つけるのも楽しいですね。



さて今日も、椿あんこの東京家族の霊体験ばなし、
行ってみたいと思いま~す。



⛩️あんこ家、また引っ越す(夜逃げではない)



両親が、家の私道の階段が90段!が辛かったのか知りませんが、
4年後に、今住んでいる街に再再引っ越しをしました。
私が小学4年の夏でした。



今度は、最寄りの駅からも近く、
階段もありませんでした。

大事なのでもう一度言います。

階段もありませんでした(感激)。

今度は新築の2階建てでした。



⛩️和室に布団敷いて、ゴロ寝



引っ越して、2年が過ぎたある夏の日。

私と、まだ幼い弟は、
2階の和室に布団を敷いて、横になっていました。


時刻は夜の8時ぐらい。
ちなみに、私も弟もまだ眠くありません(笑)。

母マミコと父トシオは、1階のリビングにいました。


夏ですので、和室から廊下に続く襖はあいており、
そこから、階段の柵?が見えました。

わかりますか?階段のところについている、
飾りのついた柵です👍。



扇風機が首を振りながら回っています。



私と弟はとりとめもない話をしながら
タオルケットをお腹にかけて、
寝そべってゴロゴロしています。
階下からは、両親が観ているテレビの音が聴こえてきます。


どこにでもあるような、昭和な夏の、夕べでした。



⛩️父か母が、下から階段を上がって来た

すると、1階から、父か母のどちらかが
階段を上がって来ました。


我が家の階段は、11段あります。


はじめの5段ぐらいまでは姿が見えませんが、
6段目以降から、階段の柵の間から
上がってくる人の姿が見えます。

6~7段目で頭が、
8~10段目で身体部分も見えてきます。



トン(一段)、

トン(二段)、


誰かが階段を上って来始めているので、
私と弟は話すのをやめて、
一斉に階段の方を向きました。



トン(三段)、


トン(四段)、


トン(五段)、


さて、六段目から、柵ごしに、いよいよ顔が見えてきます。


父か!
母か!
上がって来るのはどっち~😁!?

私&弟「ワクワク😃💕」



トン(六段)、

トン(七段)、

トン(八段)、


私と弟は、だんだん、
それが不思議だということに気がつきます。



階段を上がる音は継続しているのに、
一向に姿が見えて来ないのです。



トン(九段)、

トン(十段)、

トン(十一段)。





私&弟「………………。」



誰かが階段を、全部上がりきりました。
しかし、姿が見えないのです。


ことの異様さにおののいた私たちは、
一階の父と母を半泣き的に全力で呼び続けました。
本当は一階に逃げたいですが、
階段には近寄りたくないので、というか今一番近づいちゃいけないところが階段😂(笑)、
両親に上がって来て貰うしかないのです。



母は、「やあねえ(笑)。隣の家の階段を上がる音が聞こえたんじゃないの~😁?」と。


そうなのか😳、と、
無理やり納得しました


が、実は隣の家の階段は、
我が家の階段側にはついていなかったそうです。



我が家は、母マミコしか霊が視えませんので、
この、
見えない人の上がってくる階段音の正体は
今もわからないままです。



しかも、それからは9年間、
私はこの階段音は聞かなかったので、
我が家の階段は霊道、ではないとは思うのですが。


しかし、あれはなんだったのかしら。


ていうか、弟はこの体験、覚えているかしら?😅




椿あんこでした!

今回もお読みくださり、ありがとうございました。
スキもありがとうございます!

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