Kindle Oasisの新機種について考えてみる

前回はKindleの読書専用端末について、車種でイメージしてみる 、ということをしてみました。

その上で、ここのところあまり新世代機種の話題がないOasis について思索してみることにします。

Oasis新機種の予想

前回のnote記事ではOasisはスーパースポーツ 、という位置づけにしました。フェラーリやマクラーレン 、というような車です。
読書の没入に特化したとんがった機種 です。

そういう文脈で考えてみると、以下のような変更(バージョンアップ)があるなと考えました。

考える方向としては、機能から考えて、最終的に筐体などの外観に結びつけて考えていく方が、スーパースポーツに喩えられるという意味では、素直ではないかと思われます。

充電端子

・充電端子はmicroUSBからUSB-Cに変更 になるだろうと思います。そして、PaperWhite同様PD規格に対応したもの になるのではないでしょうか。こうすれば、持ち歩くUSBケーブルの種類が減るので便利ですもんね。フォームファクタもそれほど変わりませんので、これは多分採用される可能性が高いと思っています。

ワイヤレス充電

読書への没入という意味では、必ずしも必要ない と考えることもできます。また、筐体内に回路やアンテナのスペースの確保を必要とします。最上位のランク、という意味ではてんこ盛りにする必要があるから搭載してくる可能性は出てきますが、スーパースポーツ、という文脈からは考えにくい と思います。
(スーパースポーツにエンターテイメント機能満載のオーディオがついていないこととおなじで考え方です)

ディスプレイ

ディスプレイについてはいくつかの方向性があると思います。

  • 大きさ
    大きくなれば一覧性が上がりますが、携帯性は落ちます。そして、意外に気になるのは視線の移動量 だと思います。
    それらを考え合わせると、今のサイズか、一回り大きいぐらいが適当 なのではないかと考えています。
    (スーパースポーツがトラックのような大きなボディーをまとう必要がないのとおなじ考え方です)

  • モノクロ/カラー
    没入感を高め長時間の使用を可能にするという意味でeインクを採用する、というのは変わらない路線だと思います。
    現在のところカラーのeインク仕様ディスプレイは部品としてはあるようで一部商品化されているようですが色の再現性があまり良くない ようです。
    また、カラーで表示しなければならない電子書籍は、大判でもあり逆にタブレットなどで見た方が良いのではないか、という考え方も出てきます。
    読書を活字を読むこと、と定義するとこれはいらないようにも思われますよね。
    そこまでしてカラーを載せるか?という感じもします。
    スーパースポーツでも今でこそセミオートマの2ペダル車がほとんどになっていますが、セミオートマがかなりできが良くなるまでマニュアル車(3ペダル車)が中心でした
    そういう観点から行くと、モノクロをあえて採用する可能性も十分ある と考えています

フロントライト

画面のサイズが決まれば、それに対して必要なフロントライトの数は自ずから決まってくるのではないか、と思われます。
おそらくより自然な感じ照らせるものが載ってくるのでこちらはあまり心配する必要がないかも知れません。

物理ボタン

これはおそらく必ずに近いぐらい実装される (これが他機種との一番の違いですからね)でしょうが、物理ボタンのままか、電子系のボタンに変わらないかと言うところですね。以前voyageというラインがあったみたいなのですがそれは電子ボタンだったらしくあまり好評とは言えなかったようなので、物理ボタンは残ってくるでしょう。
クリック感を少し高級にする、押下しやすいようにする とか、そんな感じになるのでは、と考えます。

バッテリ容量

現行の端末については、バッテリ容量は必要最低限 、って感じです。それでも十分に実用的ではあります。この路線で行く可能性もありますが、バッテリ容量は筐体という縛り がありますので、筐体との相談になってくるのではないかな、と思っています。

筐体

上記のことを考え合わせ、筐体について考えてみます。
今のエルゴノミックデザインとしてそのまま継承してデザインをブラッシュアップするか、もしくは新機軸を取り入れるか、 というところですね。
エルゴノミックデザインを踏襲する場合は、ちょっとしたサイズ変更と細かいところのサイズ変更だけでしょう。ということはバッテリ容量はほぼ変わらない、というのがスタンスになります。
例えばディスプレイやCPUなどの高機能/高性能化で、大きめのバッテリを搭載しなければならなくなればデザインもかなり変わってくるのではないかと思います。
金属系のボディー であるのは間違いないと思われますが、じゃあ、どんなデザインになるのか、というところは小理屈野郎そういう方向にあまり明るくないのですっと思いつくデザイン基軸、というのはなさそうです。

じゃあどんな感じのものができるか

上記のような予想をもとに、総合して考えてみることにします。
そうなると、こちらを立てればあちらが立たず 、という状況になります。
だからこそなかなか新機種が出ないのではないか 、と思っているのです。
充電がらみだけ載せ替えても、何も変わってないじゃん、って話になるし、発展途上のカラーディスプレイも載せにくいし、CPUなどを高機能にすると筐体のデザインまでいじらなくてはならない可能性も出てきます。
現行機種はある意味現時点においてのスーパースポーツの完成形 、みたいな感じになっています。
最近完全電動車(BHV)のスーパースポーツが出だしていますが、あのようにほぼ新機軸で全部載せられるようになれば出る のではないかと思います。
今しばらく技術革新に時間がかかるのではないか と思われます。
そして、価格がかなり上がるのではないか と考えています。

まとめ

Oasisは車で言うとスーパースポーツ系の車種に当たるもの、という観点からOasisの新機種について考察してみました。
現在のモノクロディスプレイ、という範疇ではほぼ完成形となっており、新機軸(カラーディスプレイ)がもう少し機能が上がるまでは新機種は出しづらいのではないかと考えました。
また、新機種が出たとしてもカラーディスプレイバージョンとモノクロディスプレイバージョンが併売されるのではないかと思われました。


非常にしょうもない思索ですが、お付き合い下さいましてありがとうございました。<m(__)m>
こんなことを考えながら、読書に没入しつつ待ちたいと思います。

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