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7月2日 五日目、休息

今日は一日休み。
シェフと15時30分に店で集合する約束はしているが。

全休の僕と違い、シェフは昼は団体貸し切り予約のお客様の対応。
何度か、この店でパーティーを開いてくれている方々ということで、大丈夫ということらしい。
その後に別の貸し切りするか思案中のお客様の内見対応。
一応日曜日は定休日なのだが、要望があれば、受けることも全然あるみたいだ。そこは問い合わせてみてね。
仕事が好きなんだろうなというのはあるな。
ちなみに30連勤位しているらしい。半休とかはあると思うが。

洗濯物干したり、日記書いたり、直したり、インスタあげてたらいつの間にやら時間になってしまったのだけれど。
うーむ、もっと散歩とかしたいけれど、慣れないことをしていると一瞬で時間が過ぎていく。日記とか一日濃すぎて夢中で書いてると、余裕で2000~4000文字とかいくし。メモ書きみたいなものなのに2~3時間とかかかるからな。そのうちまとめたり、読みやすさ意識をしたりして読むのに足る日記とかにしていきます。

まあ無駄とは思えないが、効率は悪いよな。
そんな意識高い生き方したくねぇなとは思うが、考えて生きていたいというのはあるもので。

まあ、時間になったので店に行って合流する。
これからどうするのかというと、お風呂というか、リラクゼーション施設に行こうというのが目的である。ラクーアという場所らしい。

これから三越での催事に備えての

†戦士の休息†

って奴かな?

あっはっは。うーんこの。ダイナミック。

まあ俺はそこまで働いていない訳で、シェフの疲れがとれることを願うばかりなのですが。
所詮一日は働いて無い訳だし。すげぇよな一日働ける人。慣れれば行けるかな?
でも半日でくたくたではある。今までと違う求められる所作とか、雰囲気の出し方。話し方。基本今は仕事を覚えている時期。疲れはする。
あんまりシェフは懇切丁寧に教えるタイプではない。俺は結構丁寧に教えてしまうタイプだが、自分自身はこういう放任で自分で覚えていくタイプの方が好きだったりする。個人の判断でミスったらヤバい場合は上に聞くし。そこで雑に放り出して責任取らなーい!みたいなのは苦手だが、カバーはある程度するよーやりきってみー、みたいな。自分で答え見つけたり実践するのが好きだったりするからな。
その楽しさを人に押し付けるべきではないと思うだけで。ある程度はそういう教え方もするけど。やらないと人間覚えないし。
普通に接客楽しいよな。
今までのチェーン店でのバイトより自分にフィードバックが来るわけだし。お客様の気分落ちてるなとかわかるもん。
自分で作っているわけじゃないけど、自信のある物を売っているから、ちゃんとしようという気持ちになる。
味は本当に一流だからな。素人舌だから頼りにならんと言ったらそれまでだが。東京に来てからこれ以上美味しいものとまだ出会ってないぞ。

お客様の落ちた気分のカバーとかができるようになったら少しは楽になるかな。
ははは、やりがいの塊。

すこし秋葉原まで歩いてから総武線に乗って水道橋へ。
だんだん路線読んで料金把握するのが早くなってきた。
(Suica使えよ)→うるせぇ忘れたんだよ!
シェフの周辺解説を聞きつつ、つらつらと歩く。
すると辿り着くは東京ドーム。
前に雑談で話に出た、高級なハンバーガーが気になるという話をして、そこで昼を食べることに。
昼?昼か。16時過ぎとかだけど。

東京ドームでかいな。
今までこういう球場というか、中にご飯とか施設があるドームみたいなところに行ったことが無いことに気づく。
周辺施設とかも多いし、ここら辺の中心です!っていう感じだ。
来たのはドームの周りにあるお店の一つ。SHAKESHACKというお店。

タブレットで自分で注文して取りに行く方式。レジが置いてある受け付けとかが無い。
楽そうだなー。いいなー。
まあ確かに高めだな。どんな味がするんだろう。

シェフはエールをピッチャーで頼んだ。
ピッチャーて、〃!
そんな取り扱いあるんだ。頼む側も頼む側だけど。

ある程度雑談をしつつ待っていると、呼び出し器が鳴ったので商品を取りに行く。
マジでピッチャーやないですか。
飲むかー。

確かに高いだけあっておいしい。
ハンバーガー、ポテトのジャンキーな感じは残しつつ、ある程度健康とか、素材に配慮してますよ!っていう意識高さも感じる味。
こんなにおいしくなさそうに伝える俺。いやおいしいの。

酒が進むと人は結構話すんだな。
シェフは今までの経験と、それから生まれた自分の店の価値観みたいなことをよく話している。
自分が持ってるリソースと、それの配分。次の価値に向けた投資。
経営者やなぁ。
雑談だけど、働く側、これから就職決める側からすると参考になることが多い話だよな。
俺はそもそも人の話を聞くのが好きなタイプなので、飲み会ってこういう楽しみ方なんだなと思った。
あっちだと車運転しなきゃいけないからな。自分が運転しないとしても、呑まない人いる中で飲む気にならないし。
で、酒飲まない習慣が根付く。
それが悪い訳じゃないけど、こういうのも悪くないなって思った。
ある程度話が盛り上がり、エールも飲み終わったので出ていく。
よく飲んだな。はてさて行きますか。

何かジェットコースターとかが通っている施設の中、目的地の場所がわからないので、シェフの横をちょろちょろとついていく。

(通り道だから来たんだろうなー)とか思ってたら
エレベーターに乗って上がっていった中、その先に施設はあった。
スパ…?セレブ…?

ロッカーとかも腕のバンドをタッチして鍵開けるんだぜ?何なら会計とかもバンドかざすだけでいける。帰りの時まとめて会計するみたい。

各々別れ、とりあえずスパへ。
風呂の種類が多い。炭酸とか、何の成分かわからない色とりどりの湯。
恐らく体にいいんだろう。
後サウナも4,5種類くらいある。
貧乏性の俺はとりあえず、一通り満足できる位浸かったり、サウナで温まったりした。
ちょくちょく併設されてる遊園地のジェットコースターから悲鳴が聞こえる。
でも謎にゆっくり感が出てくる。こっち来てからはシャワーなので、風呂自体久しぶりだし。
ふへー、あったかーい。

やっぱいいよな風呂。
外人兄貴たちも結構多いのな。
一通り疲れも溶け出たので、出てくるとシェフと会う。
「上行こうぜ」
ということでゲートにバンドをピっして上のフロアへ。
上は追加料金で入れるフロア。シェフが気に入っている、岩盤浴とかのフロアらしい。
道案内に立っているイケメンたちのあいさつをそれとなく返し、少し怯えながら進んでいく。

休憩用の腰掛けるベッドへ。
ドーム施設の遊園地とか、近くのクソ高いビルとかが見える。
ここで携帯などをいじったり、ゆっくりしたり、岩盤浴した後で涼んだりするぽい。
休憩しようとか思ってたら、いつの間に少し寝ていたので、起きて、岩盤浴の方へ。
岩盤浴も結構種類がある。岩の種類、温度の差か。冷たいのもある。
またしても貧乏性の俺は、一つずつ試していく。

結果から言うと凄かった。
今まで岩盤浴はしたことなかったけど、汗が勝手に出ていって、内側から温まって悪いものが押し出されていく。
いや、これはリフレッシュだわ。
すっきりするし、体が軽くなっていく。
一通り堪能し切ったので、色々歩き回ってみる。

というところで

いやさ。
豪華★
中入れないけど、セレブっぽいプールだ…。雰囲気づくり全振りの奴だ…。
すっげーととしか言えない。腰掛けて休むベッドもある。
カップルとかが居る奴だ。というかいた。
今日はそれでも空いてるほうみたいだな。スパの方はいたけど。
それでも、ある程度は人で埋まってるから入れません見たいなことなかったし。

とか、休憩室、大量のリクライニングソファ、背もたれとか足の部分動かすとき全然音しないのがすごかった。もっとブゥゥゥンみたいな音すると思ったんだけど、ウゥ位。すっげー。
テレビも見れる。

そんなこんなである程度ゆっくりし、豪華な体験したなー。と思いつつ、帰り路。来たのと方向は違えど同じ電車に乗り、秋葉原。
SHAKESHACKの写真撮ってないなと思って、写真も撮っていく。

せっかくだから、居酒屋ぽいところいくか?
ということで、目についた居酒屋にするっと入る。

結構その居酒屋に対して、この若さと勢い全振り感好きなんすよーみたいなことをシェフは言う。
ちょっと従業員さんが嫌そうな雰囲気を出して、食べ終わった皿をさっさか片付けていく。
ごめんよ…
でも、それだけ店を愛せる雰囲気を作れるのってすごいよな。その話もシェフとした。

酔うと結構口悪いよなシェフ。
まあ、業種とか業態に敬意が無い訳では無いからな。実際結構褒めている。言い方が悪いだけで。正直なだけなんだろう。自分に出来ない事、手が届かないことをやっているってのも認識していて。
いや、まあ年齢が年齢だしな。41だかそのくらい。
壮年から中年の時期。人生においては夏から秋か。
掴めないものも決まってくる時期。それでも、好きなものを深く理解して、掴みたいものに対するビジョンを固めて、掴みに行ってるのは凄いよ。
いや、すげぇわ。

と、料理が出てくるのに結構時間がかかって、その間に結構話したので、来た奴を食べ終わったらすぐに出た。

帰り道も、割とシェフはこれからの展望を話していた。
1000万くらいのキッチンカーで旅して、出会った食材をディップにしていくとか。現地妻48作るとか。

引き笑いする俺。
いや、冗談で言ってるのはわかるぜ?
普通にこれシェフにも、家族にも読まれてはいるんだろうな。
ま、いいか!(思考停止)

うーんパパ活してるよなシェフ。
超父親っぽい。
息子っぽいことは何もしてないが、いい機会をもらえたもんだよな。
22年間無駄に張り続けた人生の伏線を回収している時期だ。
無駄ではないな。無駄にしているのは俺だし。
その過去自体はとても良いもので、意味のないものなんて一つも無い訳で。

さて、明日から頑張らないとな。
あまりにも割に合わない豪華な体験をした分取り返さないとな。
今日は「都会っぽいな!」とシェフがちょくちょく言ってたな。
そうだな。間違いない。
慣れそうにないがな!

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