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仕事のコミュニケーションがうまくいかない原因と対策(1)

『プライベートのコミュニケーションは取れるが、仕事となると上手くコミュニケーションが取れない人がいる。』

テクノロジーが急速に発展しWEB会議やチャットでのコミュニケーションもあたり前になり、数年前と比べてもコミュニケーション方法が多岐にわたるようになってきました。テクノロジーが発展しようと、人と人がコミュニケーションをとる限り、いつの時代もこのような問題は尽きないものですね。

現代の複雑なコミュニケーションから生まれる問題を理解し解決したい方は是非ご一読ください。

1部:こういった事はなぜ起こるのか。(この記事)
2部:起こった不可解なコミュニケーション問題をどう解決するのか。

※上記テーマで執筆しました。2部構成となっております。

コミュニケーションにおけるプライベートと仕事の違い

『あの人と一緒に食事に行くときには楽しく話せるのに、なぜ仕事だとあんなに嫌な言い方するんだろう。』
不可解なコミュニケーションにおける問題で頭を抱えた方も多くいると思います。
この不可解な問題の根幹にあるのは、プライベートと仕事の意思決定者の違いによるものです。

プライベートの意思決定者は殆どの場合が自分。
それは自分のお金や自分の時間を消費しているためです。

仕事に目を移してみるとどうでしょう。

使うお金は会社のお金。自分は一定の時間働くことでの対価をもらっています。

プライベートの意思決定者は自分であり、仕事の意思決定者は会社。
意思決定者の違いは明確です。

意思決定者が違うと何が起きるのか

『意思決定者が誰なのか。』
によって
『意思決定の理由を誰に説明する必要があるのか。』
が変わってきます。

プライベートの場合、意思決定者は自分なので、
何かを決定した理由について自分さえ納得していれば良く、あえて言葉にする必要すらありません。
しかし仕事の場合、意思決定者は会社なので、
会社が判断できる情報が必要です。

つまり仕事の場合、なにかを判断する際、必ず理由が必要なのです。

仕事におけるコミュニケーション問題の原因は何か

では本題に話を戻してみましょう。
仕事では殆どの場合、会社に説明するための理由が必要なことはご理解いただけているかと思います。

これがコミュニケーションにどう影響するのか。それは、意思決定理由を明確にする必要があるためにコミュニケーションが細かい事象にまで及ぶことに影響します。
細かい事象にまで及ぶことでプライベートでは発生しえないコミュニケーションが発生します。

プライベートと仕事のコミュニケーションを例で上げてみる

例えば、プライベートだと
私「来週時間あれば京都に行こう!」
私の心の中『京都に行けばいろいろなお寺を巡れるな。ごはんも美味しいし友人と一緒なら楽しく過ごせそう。』

友人「いいね行こう!」
友人の心の中『京都に行けば着物着れていい写真撮れそう。距離も適度にあるからドライブも楽しめそう。』

このように細かい目的が違えど確認する必要はないのです。

しかし仕事の場合
私「来週時間あれば京都に出張行こう!」
私の心の中『取引先と会って話したほうが話し早そう。』

同僚「時間はあるけど出張以外の選択肢は考えた?」
同僚の心の中『取引先と直接会うほうがいい気もするけど、WEB会議や電話などの選択肢も踏まえて一番最良なものを選択しないと理由が説明できない。』

このプライベートでは発生しえないコミュニケーションこそが不可解な問題の原因となります。

プライベートで同じような意思決定をするから仲良くなれたとしても
仕事では同じような意思決定でも理由が合わなければ議論が必要です。

不可解なコミュニケーション問題の正体は
プライベートと仕事の区別がつかず、理由の分からない議論に直面し困惑している状態なのです。

最後に

1部にて仕事におけるコミュニケーション問題はなぜ起きるのかを執筆いたしました。2部ではその対策について詳細を書いていきます。

2部はこちら

自己紹介
私はエイチームコマーステックの『Obremo』というドッグフードブランドに携わっております。もしこの記事を読んで、私個人に興味を持った方がいらっしゃれば、ぜひMeetyでお話ししましょう。



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