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Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)を最新バージョンにアップデートする方法

この記事では、Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)のアップデートとダウングレードする方法を解説します。

環境はローカル環境とSageMaker版です。

Stable Diffusion Web UIはできるだけ最新バージョンにあっぷでーとしておくことをおすすめします。

なぜかというと、新しく出た拡張機能に対応していなかったりでエラーになることもあります

AIの進化は早く、次々と新しい拡張機能が出てきているので、できるだけこまめにアップデートしておきましょう。

Web UIの新規インストールがまだの方

Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)の新規インストールがまだの方は、以下の記事を参考にインストールしてください。

ローカル環境版

GoogleColab版

SageMaker版

Web UI ローカル環境のアップデート手順

Stable Diffusion Web UI(AUTOMATIC1111)ローカル環境のアップデート手順は以下の通りです。

  1. AUTOMATIC1111のバージョンを確認する方法

  2. AUTOMATIC1111のアップデート情報を確認する

  3. Web UIを閉じる

  4. インストールフォルダからターミナルを開く

  5. git pull コマンドを実行する

Web UI現在のバージョンを確認する方法

webui-user.bat」を実行すると以下画面のようにコマンドが流れます。
最初のほうにVersionと表示されます

このバージョンとGitHubにアップされているバージョンを見比べて、ローカル環境が古い場合はバージョンアップする必要があります。

AUTOMATIC1111の最新バージョン確認

以下リンクから、AUTOMATIC1111のGitHubを開きます

右下あたりにReleases情報が表示されています。
このバージョンとローカル環境のバージョンと比較しましょう。

ローカル版のアップデート方法

アップデートで環境が壊れる可能性は低いですが、絶対安全というわけではありません。

新バージョンにアップデート後に動かないこともあるので、心配な方はバックアップしておきましょう。

インストールされている「StableDiffusionWebUI」のフォルダごとコピーしておけばOKです。

まず、アップデートする前にWeb UIを閉じておいてください
開いているとエラーでアップデートできません。

まずはStable Diffusion Web UIがインストールされているフォルダに移動し、右クリックメニューから「ターミナルで開く」をクリックします

Power Shellが開くので、以下のコマンドを入力し実行するとアップデートが開始され、すぐ終わります。

git pull

Web UIをダウングレードする方法

git checkout バージョン

以下のように、「git checkout v1.3.0」と入力し実行すると以前のバージョンに戻すことができます。

ただし、これは以前に「git pull」でバージョンを上げたことがある場合に限ります。

また、旧バージョンに戻した後に最新バージョンにアップグレードする場合は以下のコマンドを実行すると最新バージョンに切り替わります。

git checkout master

SageMaker版のアップデート方法

SageMakerのプロジェクトを開始し、ノートブックを開きます。
File - New - Terminalを開きます

ターミナルが起動したら、以下のコマンドを打ち込みStableDiffusionが入っているフォルダまで移動します。

cd content/stable-diffusion-webui

後はローカル環境と同じで「git pull」を実行するとアップデートされます。

「Already up to date」と表示された場合は最新になっています。

※注意:SageMaker版はWeuUI入手先であるGitHubから取得するため、入手先がアップデートしないかがり最新版にはなりません。
私が紹介したCamenduruさんのNotebookではCamenduruさんのGitHubからWebuiを入手しているため、Camenduruさんが最新にしない限りは最新になりません。

まとめ

今回はStableDiffusion Web UI AUTOMATIC1111のバージョンアップとダウングレードする方法を解説しました。

gitを使えば、かなり簡単にアップデートもダウングレードもできますね。

旧バージョンへのダウングレードもできるので、gitコマンドを使って管理していくことをおすすめします。


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