介護という仕事について

介護というお仕事について、みなさんはどんな印象を持たれていますか?

汚い・きつい・危険、いわゆる3Kと呼ばれるネガティブな印象を持たれている方も多いのではないでしょうか。私はいまは介護職をしていますが、実際に介護職をしてみての私の介護職への印象は「とても素晴らしいお仕事だ」という印象です。
なぜならこれほど直接人への手助けができて、これだけ直接人の笑顔がみることができて、たくさんの「ありがとう」という言葉を直接いただけるお仕事は他にはないのではないか、と思うからです。

もちろん、休憩時間がなかなか取れなかったり、身体的に負担がかかったり、夜勤での生活リズムが崩れやすい、といった「大変だな」と感じる部分もあります。楽しいことだらけではないということも事実だと思います。しかしそれ以上に人の笑顔がみれる、目の前の人の過去の生い立ちや生き様を感じることができる、大変な側面がある分、それ以上にやりがいを感じることができるお仕事だと思います。

私は世界全カ国を5周以上周ると決めたので、いましている介護というお仕事は辞めますが、こんなに素晴らしい仕事があるんだということを世の中の方々に知ってもらいたいという想いが強くあります。


少し話は変わりますが、ここからは私が世界全カ国を5周以上周ると決めた経緯について書かせていただきます。こんなに介護職という仕事に対してやりがいを持っているのにどうして辞めるのか。

現場でお仕事をしているとき、現場の同僚の方々はこの仕事にやりがいを持っていらっしゃる方が多く、みなさん目の前のご利用者様のために尽力してくださっていました。しかし、業務量の多さからなかなか結果として報われない、そんな同僚の方々の姿をみて私は「どうにかしてここで尽力してくださってる方々がもっと報われるような環境作りはできないか」と思いました。

現場で感じたことは、「業界全体を通しての人材不足」です。業務量は多いのに、人材は不足している。結果として個人個人の力、マンパワーに頼ることになり、業務量の多さ、身体的なしんどさから現場の人が疲弊していく。介護職をされている方はお感じになられてると思いますが、このお仕事は完全にロボットやICTといったいわゆる人工知能(AI)で代替することは難しい職業だと思います。
なぜなら感情と感情を直接介すお仕事でもありますし、人によって体のつくりや体が動きやすい部分、動きにくい部分といった身体的な自由さ・不自由さを感じている程度も異なります。
また、何より「このように接してくれたら嬉しい」、「こうされることは嫌だ」といった価値観や感情の面の部分からも多様な個別性があるからです。完全にロボットで介護を行うことは身体的な面、倫理的な面からもかなり難しいことだと私は思います。
しかし、日本全体として少子高齢化は進むばかりで、若い働き手は減っていく一方である、けれども人工知能(AI)で完全に代替することは難しい。そこで「外国人労働者で人材不足を解消するしかない」と思ったのが私の結論でした。


それからは外国人労働者をできるだけ多く日本に取り入れることができそうな国、具体的には、働き手(生産年齢人口)が増加傾向にあり、人口も増加傾向にある外国の労働者はどこか、調べたところ、行き着いたところが「アフリカ」でした。

アフリカについて調べているときに私は自分の本心である「たくさんの人に出逢い、たくさんの経験をして自分の価値観を更新し続け、できるだけ多くの人を救いたい、できるだけ多くの人の役に立ちたい」という心の奥底にあった気持ちに気付きました。


この気持ちを行動に移した結果、「世界全カ国を5周以上周る」と決心し、行動に移しました。


もちろんほとんど専門性を持っていない私が世界全カ国を回りながらフリーランスとして生きるということに対して「生計を立てる」といったところに難しさを感じている部分は大きくあります。
しかし、それ以上に「自分が本心から一番したいと思っていることをする」ことを選択することほど無限にエネルギーが湧いてくることはないと思います。
なので私は言語の勉強も夜勤明けであっても頭が働いている限りできますし、馴染みのなかったアラビア語の勉強、フランス語の勉強、何万円もかかる渡航用の予防接種も楽しみながら行うことができます。


長くはなりましたが、介護職という仕事は素敵な側面もたくさんある仕事だということ、私がいまの介護職という仕事を辞めて、世界全カ国を5周以上周りながらフリーランスとして生きるという選択をした経緯について、大まかではありますが、共有させていただきました。

ここまで読んでいただけた方がいれば、とても嬉しく思います。
またこれからもいろいろなことを投稿していくと思いますので、少し見ていただけるだけでも嬉しいです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?