久しぶりに寝違えて

寝不足で雪山へ行く。

雪が降った後の快晴はとても綺麗。
この景色を気軽に見られるだけで、冬の寒さを耐える意味があると言うのは過言である。

仕事の終わりが伸びて、予定より1時間遅く16時に帰宅し、そのまま布団に飛び込む。
ちゃんとパジャマに着替えたのは本当に偉いと思う。
深夜2時に目が覚めて、また眠る。
8時過ぎに目が覚める。
目覚めと同時に目の腫れぼったさと違和感を右肩に感じる。

久しぶりに寝違える。
起き上がれば首から右肩にかけて痛みが走る。
寝違える度にちっちゃい頃に幼稚園に車で送って貰いながら首が痛くて泣いていたことを思い出す。あの頃、我が家の車はまだ帽子の形をしていた。

バキバキの体をファンヒータの前に転がし、寒さに体を震わせながらパジャマを着替える。
トイレに行けばトイレの水が凍っている。
台所の室温計を見たらマイナス2度を指していたので一層震える。
暖房をつけても暖かくならない台所でそそくさと食事の準備をする。

ご飯を解凍して
味噌汁を温め直し
鰤の味噌漬けをゆっくり焼き
野菜を茹で、母から教わったニラのソースを添える

10分で朝ごはんが用意できる。
無計画に長時間寝てしまうのは相変わらずだけれど
仕送りのダンボールを漁って保存食をかじっていた学生の時分からの進歩を感じる。

食後コーヒーを淹れて、パンを焼いて食べる。
ようやくお腹がいっぱいになる。

今日は午後から仕事。
作業を始めれば夢中になり遅刻してしまうことはもうわかっている。さてあと1時間半何をして過ごそうか。

首と肩の痛みはだいぶ引いた。
トイレの水はまだ凍っていた。