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テトラポッドになりたい。

そう僕は言う。
以前はなんとなくテトラポッドに惹かれているだけだったけど、少し前に気が付いた。だから惹かれていたんだって。
不思議に思われるかもしれない。いや、思うか。ここで説明をして理解をして欲しいわけじゃないけど、自分がなぜそう思ったのか忘れないためにも書き出してみようと思う。いつの日かここに書いたことも忘れた頃に「何言ってるんだ笑」って笑いながら読み返すために、、

テトラポッドってなに?

テトラポッドについて改めて調べてみた。
正式名「消波ブロック」、シンプルな形状で截頭円錐体の4本脚から構成されており、重心が低く外力 (流れ) に対して非常に安定している。要は海岸とか砂浜とかに置かれているアレ。0.5tのものから80tのものまであるらしい。80tってどんな、、笑
「テトラポッド」と言う名前は日本では(株)不動テトラさんの商品名らしい。こっちの方が定着していると思うけど。

なぜテトラポッドなのか?

僕はテトラポッドの形にとても惹かれている。まん丸とは程遠く、適度にとんがっている。それでいて他者を傷つけることなく、むしろ大波から堤防や砂浜を守ったり、下には魚の住みやすい環境を作っていたり。周りに優しくかつとんがっていて、かつそのとんがり方もシンメトリー(?)でとても美しい。と、僕は感じる。

最近の僕の周りには良い意味でとてもとんがっている人が多い。オラオラとんがっているんじゃなくて、1つのことを極めていたり、人より抜きん出た部分がある人が多い。そんな環境にありがたいことにいる。そう言う人たちと肩を並べて歩くには僕もとんがる必要があると考えた。とはいえ今の僕はまん丸に近い。特に抜きん出た特徴もなく、「こぺといえば〇〇」と言うものがすぐには出てこない。掴み所がない気がする。もちろんまん丸であることが悪いと言いたいわけじゃなくて、まん丸にはまん丸の良いところがある。

それでも僕はとんがって、みんなと肩を並べて堂々と歩きたい。そう思った。そんな時に思いついたのが「テトラポッド」。適度で整ったとんがり、かつ傷つけることなく守る存在。安定感のある存在。そう言う物に憧れているんだろうな。

そこからさらに考えて、、

と、上に書いてきたことをずっと考えていて、自分の中の「正解」に近い解を見出せたかな、と思っていた。でも最近ゆっくり色々なことを考える時間があった。もしかしたら、とんがってる人たちと肩を並べて歩くのに、僕まで無理やりとんがる必要はないのかもしれない。とんがってる人がいる、まん丸に近い人がいる。それでも一緒に歩いて行けるなら、それはそれで良いんじゃないかな。
とんがってみたり、丸まってみたり、テトラポッドに憧れてみたり、そうやって形を変えながら、悩みながら、歩いていくことが人生ってやつなのかもしれない。

僕はテトラポッドになりたい。

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