ドラマ『不適切にもほどがある!』ぶん殴られたような面白さと、クドカンの照れが最高【勝手に寄稿】

今年からは、アニメとドラマをシーズン1本は必ず見ると決めていて、アニメはダンジョン飯、ドラマは『不適切にもほどがある!』に決定した。

最近視聴した『離婚しようよ』でも思ったけど、やっぱり宮藤官九郎氏のドラマは楽しい。

冒頭1分ほどから、その綺麗さ、民放ドラマらしいわかりやすさ、面白さ、誰も置いていかないっすよこっちはという意気込み、パンツ脱ぐよ(自分さらけ出しちゃうよ感)という気持ちなどなど、全部が詰め込まれていて2回位繰り返して見てニヤニヤしてしまった。

それが永遠に続くのだ。面白くないわけがない。今回も仲里依紗さんは最高で、登場シーンから仲里依紗キターーーー!と叫んだし、演技はもちろん背負っている背景や設定も最高だった。

細かく良かったところをあげるとキリがないけど、最後の盛り上がるシーンが楽しくて仕方なかった。

敬愛している大島育宙さんの言う、宮藤官九郎氏の変化と僕が大好きなパンツ脱ぐ覚悟、チャーミングな照れ隠しが充満するシーン。

映像の楽しさはもちろん、その奥の作り手と勝手に繋がった感覚が生まれて心地よいし、阿部サダヲさんらのセリフが耳に入るたび体の芯が温まるような感覚がした。

まだ、僕たちは希望を持てるかもしれないと勇気づけられる。現実のほうがよっぽど、よっぽど不適切にもほどがあるんだけども、フィクションの中でさえ人間が信じられなくなってしまっては、僕らがすがってきたものではなくなってしまう。

一週間生ききるのが楽しみになるドラマがまたできた。

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