第十八話「六番目の観音」

六観音

ここまで六観音のメンバーを五体紹介してきましたが
そもそもなぜ六なのか?この数字にはちゃんとした意味があります。
皆さんは六道(ろくどう)もしくは六道輪廻(りくどうりんね)という言葉を聞いたことはありませんか?例えば聖闘士星矢とか

これは生命の死後に行く6つの世界のことで、
それぞれ、地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道と生前の罪によって振り分けられる場所なんです。

そして六道それぞれの者を救う役割を持っているのが六観音なんです。
それぞれ誰がどこを担当しているかというと、

地獄道は聖(しょう)観音、餓鬼道は千手(せんじゅ)観音、
畜生道は馬頭(ばとう)観音、修羅道は十一面観音、
天道は如意輪(にょいりん)観音

そして最後の一つ人間道、
この人界の担当が真言宗(しんごん)と天台宗(てんだい)で違っています

天台宗(てんだい)では不空羂索観音(ふくうけんじゃくかんのん)
真言宗(しんごう)では准胝観音(じゅんていかんのん)
が人間道を担当しています。

では次回はそれぞれの人間道担当観音を紹介します。

つづく

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