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東京旅日記 2話.It’s my sweet world.



皆さん
おはようございます。

よい朝ですね。


時は金なり!


さっそくですが
昨日の続きを。





4.『マエハラ君』



空港で出会った"彼"



道ですれ違う人の
10人中8人がトルコ人と間違え
残り2人はトルコ人と納得するであろう彼


名前は"マエハラ"


ちなみにファーストネームも和名でした。


両親はどちらも日本人で

妹さんの写真を見せてもらいましたが
小柄で可憐な大和撫子でした。


彼は僕と同い年だけど
30代と言っても恐らく通用するでしょう。

現によくそう言われるそうです。


中学の時のあだ名はケインコスギで
小学校ではMr.ビーンと呼ばれていたらしいです。


マエハラ君ね



聞いてもいないのに
いろんなことを教えてくれます(^-^)





5.『遅刻は駄目、絶対』


約束の時間に
30分も遅刻したマエハラ君のおかげで

搭乗手続きの締め切りが間近に迫っていました。


僕は彼を連れて
急いでカウンターへ向かいました。


そしてそこで
この旅最大の試練が
早くも僕らを襲いました。




6.『格安航空券』


僕の分の手続きはすんなり済みました。

問題があったのはマエハラ君の分です。


ネットにて事前に予約しておいた搭乗者の名義が
弟の氏名のままになっていたので

本来の搭乗者である弟の身分証を提示しなければ

航空券を発行することが出来ない



と受付の女性に言われたのです。


つまり弟が支払った航空費はパーになり

マエハラ君は、当たり前の当日料金で

飛行機に乗らなくてはならなくなったのです。


不覚でした。


これは完全に僕の責任です。


映画館やライブのチケットのように
事前に料金さえ払っておけば

あとは誰が乗っても構わないだろう。



そんな浅はかな考えを僕は抱いていたのです。


認識が甘かった。

そして飛行機はそんなに甘くはなかった。


僕は受付の女性に



「なんとか今から搭乗者の変更はできませんか!?」

「僕が二席取ったことにならないですか!?」

「身分証を忘れてきたことにはできませんか!?」

「そこをなんとかなりませんか!?」



と食い下がりましたが


「申し訳ございません。
 お客様が購入された航空券は
 セール期間中に発行された格安航空券なのでできません」



カウンターの女性は

その言葉を繰り返すばかりです。


知らなかったとはいえ
非はこちらにあるわけだし

これ以上、可憐な受付嬢を
困らせるわけにはいかない。



僕はカウンターから

背後に立つマエハラ君の方へと

恐る恐る振り向き、そして尋ねました。



「申し訳ないですが
 当日の料金で航空費(8,800円)を

 支払って頂けますか?」



「うん、いいよ!」



意外なことに

彼は嫌な顔一つせず

二つ返事で承諾してくれました。


なんだぁ、マエハラ君って

いい人じゃないか。



マエハラ君に対して

僕が好意を抱いたのは

それが最後です。


僕の認識はいつも甘い(^-^)







てな感じで
本日はここまでとします。


ちょっと説明が多くなってしまったなあ

と自分でも反省しています。


もっと展開を早めなくては
このままではいつまでたっても
旅が終わらない


明日はもっと
さくさく書こう、頑張ろう。


それでは皆さん
ステキな今日を♪

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