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5月の読書記録

・書くことについて スティーブン・キング
・獄中からの手紙 ガンディー 
・ユービック フィリップ・K・ディック
・ぼくを探しに シルヴァスタイン
・たったいま 谷川俊太郎
・谷川俊太郎質問箱
・心をととのえるスヌーピー チャールズ・M・シュルツ
・日日是好日 森下典子

合計8冊でした。

最初の3冊は自分で買った本、そして残りの5冊は頂いたものです。
どれも面白かったですが、特に印象的だったのが「ユービック」と「日日是好日」。

フィリップ・K・ディックはアメリカのSF作家で、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」という小説が特に有名らしく、カミコベの楽屋でこの本を読んでいた時に栄秀が教えてくれました。今月読んでみよう。

最新型の自動車が40年代のクラシック・カーに、トランジスタラジオが真空管ラジオに知らぬ間に変わっていってしまう時間退行の世界。この現象は1992年、予知能力者狩りを行うべく月に結集したジョー・チップら反能力者たちが、予知能力者側の爆弾で人員の半分を失った瞬間から始まったのだ。
ユービック   背表紙より

「スターウォーズ」「マトリックス」「インセプション」「インターステラー」「テネット」(クリストファー・ノーラン監督多い)そこまで沢山見ないまでも、好みとしてSFの映画は大好きだったんですが、小説は読んだことがなかったので、かなり興奮して読み進めていました。

この「ユービック」という作品からかなり大きなインスピレーションを受けて「インセプション」や「テネット」が生まれてる説が濃厚で、二重の楽しみ方ができたのも今回印象に残った一つの要因ですね。SF好きの方は是非読んでみて欲しい。
全部で300ページ余りで、読むのに3~4時間くらいかかりましたが、これで定価380円(古本で200円)って本当に本はお金のかからない娯楽だなとつくづく思います。(何の話)

「日日是好日」(にちにちこれこうじつ)は大学生から茶道教室に通い始めた著者が、お茶を通じて季節を五感で感じ、茶道から、人生の色々を学んでゆく話。
堅苦しく見えるかもしれませんが、全くそんなことはなく、自分には茶道のセンスがないと感じたり、サボりたいなとか、本当は友達と話せるから通い始めたんだなど、飾らずストレートな気持ちを書いている部分があり、でもだからこそお茶をしている時の感性豊かな描写が胸に伝わってきたり、人間らしさがとても愛おしく思える作品でした。

6月、すっかり梅雨入りしましたが、日日是好日、雨でも今日は良い日だったなと思えるような一日にしていきたいですね。



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