MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)で数字遊び・スプリット編

過去2回は↑で。

MGC比較企画第3弾は各選手のスプリットタイム(ラップタイムとも言う?)から自身で作成したsplit指数と維持指数を表示、比較します。
値についての紹介は↓にて記してます。見辛くてすみません。

split指数は「前地点のタイムを100とした次地点の値」と定めています。

前地点Time/(該当する地点のsplit指数/100)=次地点のTime
①15分30秒/(99.8/100)=15分32秒
②15分30秒/(93.7/100)=16分33秒

と算出できます。100に近ければ該当地点で遅れることはまず無い、逆に遠ければ遠いほど失速のリスクが高い、と言えるでしょうか。

維持指数は「終盤の強さに注目した選手の戦闘力(?)」と定めています。

full 05㎞ 10㎞ 15㎞ 20㎞ 25㎞ 30㎞ 35㎞ 40㎞ 42.195㎞
    ①   ②   ③   ④   ⑤   ⑥   ⑦  ⑧
half 05㎞  10㎞  15㎞  20㎞  21.0975㎞
     ②③   ④⑤   ⑥⑦   ⑧     に換算。①は含めない

男子
[(①+②+③+④+⑤/5)+(⑥+⑦+⑧/3)]
/42.195/(30㎞~GOAL間TIME)/(総合タイム)
女子
[(①+②+③+④+⑤/5)+(⑥+⑦+⑧/3)]
/42.195/(30㎞~40㎞間TIME)/(総合タイム)

大まかな算出方法です。総合タイムはもちろん、上記⑥~⑧の数値が高ければ高い維持指数が出ます。男女で計算式が若干異なるのは、維持指数をできるだけ合わせるためと、男女それぞれのレースが動くタイミングを独断で判断したためです。なお、直近の成績を含める目的で、最近のハーフマラソンの戦績(iaaf登録大会及び5㎞毎のラップタイムが記載の大会に限る)も含めています。

では男女毎に。

男子。ここでも大迫、設楽両選手がワンツー。ハーフマラソンで好成績の岡本直己選手が3番目に。前半耐えられれば後半は脅威になりそうです。橋本、中本選手など大半は30㎞以降が課題?他の選手も30~35㎞の走りで明暗が分かれてます。男子のポイント、と言えるでしょうか。


女子。どの選手も大きく数値が下がらず、序盤から最終盤に掛けても集団で進む大混戦が予想されます。レース経験の少ない選手が、空気を切り裂くロングスパートを仕掛ける可能性も大いにありそうです。表を出しておいてなんですが、当日の調子次第で大きく変わりそうです。女子は男子以上に誰にでも代表のチャンスがあります。

MGC本番まであと1週間。本命と言われる選手ほどプレッシャーがかかるでしょう。散々言ってますが、無事に完走してくれることを祈るばかりです




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