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マリアス(The Marías)-初めてサイケデリック・ネオソウルを聴いて


こんにちは!
今回が初めての投稿になります。普段はメーカーの営業勤務の自分ですが、休みの日は音楽を聴くことがほとんど。今日は先日ゲットしたマリアス(The Marías)の新譜、CINEMA(LP)を聴いて思ったことを書いてみます。※あくまで個人の感想です。

■The Marías は一体何者?

 名前を聴いてもピンとこない方のために簡単な説明。
The Maríasはロサンゼルス発のインディーポップ、サイケデリック・ネオソウルをジャンルとするバンド。4人編成でプエルトリコ出身リードボーカルのMaría ZardoyaとLA出身ドラムのJosh Conwayがメインメンバー(というか交際しているらしい)。Maríaはバイリンガルであり、楽曲は英語とスペイン語の両方を用いて展開される。6月に発売されたデビューアルバム「CINEMA」は Pedro Almodovar や Wes Anderson映画界の著名人に敬意を表し名付けたものであり、そのインスピレーションは「HUSH」のMVにも表れているそう。

■実際にLPを聴いてみて

アルバムを予約したのはリリース前だが実際に届いたのは約1か月後、、
注目度の高さが伺えた。(だったら最初から大量生産して!笑)
冒頭の曲「1. JUST A FEELING」はストリングス、チェロ・バイオリンによるインストサウンドで始まる。アルバムのテーマが「CINEMA」であるように映画の世界に引き込まれるような曲だった。こうしたワンシーンを想像させる曲は「5.HABLE CON ELLA」などいくつかある。

「1. JUST A FEELING」は比較的静かなサウンド。それに対して「2.CALLING YOU BACK」ではMaría のボーカルとともにバックビートの重低音が鳴り響く。甘い声のボーカルとグルーヴ感溢れるサウンドはやさしい声にどこか感情に訴えかけるような力強さを感じる。
 個人的なおすすめはB面の始まりに収録されている「8. Un Millón」だ。Maríaの生まれ故郷であるプエルトリコに対する愛を表現した曲となっており、英語ではなくスペイン語で作詞されている。表現方法としてスペイン語を選んだのは母国へのリスペクトがあるのかもしれない。スペイン語を用いた現代音楽は初めて聴いたが、ネオソウル的なビートメイクによく合うことを気づかせてくれた1曲であった。

■まとめ

今までTom MischやFKJなどネオソウルの代表的なアーティストは聴いてきたが、CINEMAは映画の世界に引き込まれるように始まりつつ全体的にはボーカルがメインサウンドを奏でており、キャッチーでアルバムを通して聴きやすい印象をもった。ビートは洗練されており、どことなく寂しさを感じる曲にも絶妙にマッチしていた。

2016年デビューで間もないが、今後の活躍が楽しみだ。
はやく来日してくれー!!

おわり

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