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国際結婚と嫁姑関係2<キッチン事情>

前回の記事なのですが、思いの外、反響がありました。
共感してくれる方が多くて、義理の家族との同居とか、嫁姑関係って皆さんにとっても割と身近なお話なのかなと感じました。

前回の記事はこちらになります。

それでは、今回も張り切って、嫁姑シリーズ書いていこうと思います。

一般的に、息子が連れてくる彼女に対しての母親の目は厳しいような気がしますが…

それが一人息子だったら尚更!?

うちの旦那は義理母にとって、可愛い自慢の一人息子です。

初めてオーストラリアで旦那の実家に遊びに行った際に、彼に1つ忠告されたことがありました。

それは...

「ママと料理をする時には、キュウリの切り方をちゃんと聞くように」
でした。

「なんで???」って感じですよね。

なぜ私にその忠告をするに至ったかには、こんなストーリーがありました。

元カノは韓国人

旦那は当時付き合っていた韓国人の彼女を実家に連れて行ったことがあったそうです。

一概には言えませんが、韓国人って愛情表現が豊かというか、割とスキンシップとか堂々とできてしまうイメージがあります。

その彼女がまさにそういう感じだったらしく、

旦那のみならず、お父さんにまで「あーん」して食べさせたりと、

まぁ日本人からするとちょっとやりすぎというか、

義理母おそらく嫉妬心メラメラだったと思います。

そんな義理母と台所で一緒に料理をすることになった韓国人彼女。

「何かお手伝いしましょうか」と尋ねたところ、

義理母は彼女に「キュウリを切って欲しい」とお願いしたらしいのです。

韓国人の彼女、キュウリといえばオイキムチ?

と思ったかどうかはわかりませんが、

かなり大きめにざっくり切ったようです。

おそらく義理母はキュウリを薄く切って欲しかったようで、

当時そのことを旦那に愚痴っていたようです。

そんな話もあってか、私の株を上げるためにも、

キュウリを切る時にはどういう風に切るかをちゃんと確認しろ!
とのことだったのです。

そしてついに、義理母と一緒にキッチンに立つ日が訪れました。

すると案の定、義理母は私にキュウリを切って欲しいと頼んできました。

まさに、キュウリの切り方が、息子の彼女として認められるか否かの登竜門です。

おっ、来たな!と内心ニンマリの私

そして今ここで、このセリフを!!!

「キュウリはどのように切ればいいですか?」

すると義理母、飛び上がって手を叩いて大喜び!

「やっぱり、日本の方はちゃんと切り方、聞いてくれはるわー」

その瞬間、義理母との距離が縮まったように感じました。

台所に女は2人いらない

このように初めてのキッチンでの関門は難なくパスしましたが、

同居となると別問題です。

キッチンは、女性にとってあまり触られたくない部分というか、

道具の配置一つにしてもこだわりがあったり…

義理母はキッチンも自由に使っていいし、冷蔵庫の中の食材も好きに使っていいと言ってくれていました。

がしかし、いざ私が台所に立つと、後ろからフーッと現れて逐一監視体制。

めちゃくちゃ居心地悪いし、料理なんてできたもんじゃありません。

毎回そんな感じだったので、キッチンには極力足を踏み入れないことにしました。

食事は全てお任せして、食べ終わった後の食器洗い等、片付けのみ手伝うというように決めました。

そう割り切ったことで気持ちは少し楽になったのですが、

自分が好きなものを食べれないというのは、これまたストレスが溜まるんですよねー。

関西人の義理母。安く物を買って自慢するのは日常なのですが、

大袋で買ったり、2パックで買った方が安いからと言って、毎回消費できない量の食材を買ってきます。

案の定、腐らせたり、カビが…

「食べる量だけ買うように!」

という息子の忠告は全無視で、毎回お得感だけで買い物をしてきます。

そして、ある日、溢れかえった冷蔵庫を旦那と私でこっそり片付けていました。

そこには大量の傷んだ食料品。

主に野菜や果物だったのですが、これは食べたくないなと思い、二人でこっそりとゴミ箱に捨てました。

すると別室にいた義理母がすごい剣幕でやってきて、

「私の食べ物捨てないでー!」ってゴミ箱の中の食料を拾い出したんです。

二人であっけにとられてしまいました。

前回の記事で義理母は戦争体験者というお話をしましたが、
やはり食べ物で相当に苦労したんだと思います。

お腹が減って生の栗を拾って食べたとか、カボチャの蔓を食べていたとかいう話を彼女から聞きました。

そういう経験もあってなのか、食べ物に対する執着心には目を見張るものがあるのですが、同居する家族は大変です。

姑に好かれる良い嫁でいたいがために我慢してきたことは多いのですが、

私がこのキッチンで感じるストレスはかなりのものだったと思います。

ちなみに私は割とシンプルに過ごしたい派なのですが、義理母はモノに溢れた生活が大好き。

そんな二人が一緒にキッチンに立てるはずはないですよね(苦笑)

私のキッチンについての記事はこちらになります。

スキンシップはご法度

可愛い息子の嫁ということで、義理母の前では、色々と気を遣っております。

うちの旦那、半分はオーストラリア人なので、愛情表現としてのスキンシップを割と普通だと考えています。

私は人前でベタベタしたりするのは居心地悪いというか、もともと苦手なタイプではあります。

旦那はそんな私に少々不満のようですが、

元来のこの私の性質を助長したのは、間違いなく義理両親との同居生活だったと言えます。

「義理母の癇に触れるような行動は極力しないように」

と気をつけながら生活していました。

旦那はそんなぎこちない私を面白がってなのか、義理母の前でハグしてきたり、髪を撫でてきたり…

毎回旦那の手を払いのけてました(笑)

別にわざわざそこでしなくても良いスキンシップをすることによって、義理母の恨みを買ってしまったら… 恐ろしいの一言です。

そんな感じで3年間は気を遣って暮らしていたので、義理母との間に大きなトラブルもなく、割と「好印象の嫁」という形の地位を築きつつあるように思います。

こんな私の愚痴的な記事ですが、最後まで読んでいただきまして本当にありがとうございます。

次は嫁姑同居生活あるある?うちだけ?的な記事を書いていきたいと思います。(まだ続くのかって)

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