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泣かないぞェ!!

人生でふと、壁にぶち当たったり立ち止まったりすると

「あれ?私なんでこんな事しているんだろう。15歳で松本隆作詞、筒美京平作曲のデビュー曲でアイドルになっているはずだったのに!!!」

いつもそんな事を思っていました。

けど私の大尊敬していてなおかつ崇拝している筒美京平さんがこの世にいない今、こんなそんなアホみたいな弱音がついに吐けなくなってしまいました。

小学生時代の私はとにかくおませさんだったから

ドラマは夏 体験物語が大好きで、特にオープニングで流れる中山美穂のデビュー曲「C」がめちゃくちゃ好きでした。

ぶっちゃっけJKの真夏の初体験の歌を、あたかも連想ゲームのように、海や星にまつわるキラキラワードでロマンチックに構成されたこの曲にはとても想像力を掻き立てられました。

なんてロマンチックなんや。最高か!!!

またデビュー曲なのにマイナー調なアップテンポなのもなんかグッと来た。

翌年の夏 体験物語2の「チェックポイント」も嫌いじゃないけど歌詞がストレート過ぎて…。

筒美京平といえば、太田裕美やマッチとか少年隊とかそんなイメージが強いけど私はやはりミポリンからの1985年以降が激アツでしてCーC-B全般、本田美奈子の1986年のマリリン、Sosotte、Oneway Generation、そして田村英里子。特に田村英里子の楽曲はすこぶるよかった(涙)

本当に筒美京平のつくるアイドルソングが好きでした。

生憎、私がアイドルになれるような年齢に達した頃はアイドルらしいアイドルが肩身の狭い想いをした

実力、ダンス、アーティスト性重視だった小室ファミリー世代だったので興味がアイドルから遠のいてバンドサウンドに夢中になってバンギャと化したのですが…。

1990年代以降も素敵な曲作られてるんですよね。

特に、及川光博の「パズルの欠片」とか

藤井隆の「絶望グッドバイ」とか本当に堪らない。

あの頃はフリフリのぶりっ子アイドルはいなかったけど、鈴木蘭々の「泣かないぞェ」と「なんで なんで ナンデ?」なんかはインパクト強くて記憶に残ってる。

なんというか、「泣かないぞェ」も「なんで なんで ナンデ?」も突然天国に旅立った筒美京平先生に対する私の気持ちのようだなぁ。(歌の内容はさておき)どの曲もいろんな表情があって素敵なので色んなアーティストがカバーしたり、追悼番組等…して欲しいなぁ。。。

そして新しい世代や多くの人々に改めて音楽の素晴らしさを繋いで欲しい。

こんな時代だからこそ。



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