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Solar Ash ゲーム紹介とクリア後感想

Solar Ashをゲーム上100%クリアしたので、紹介とクリアした感想文を書きました。ネタバレ少なめ。

おすすめな人
・スピード感のあるアクションゲームが好きな人
・SFが好きな人
・シリアスめの話が好きな人

NGな人
・ゲームの重力方向が変わる(画面が90度~360度回転する)と酔ってしまう人
・ぶつぶつがいっぱい集まっているような物が嫌いな人


ゲームシステム、特徴

Solar Ashは3Dのアクションゲーム。
一番の特徴は紹介ムービーでも分かる通りの高速移動。
スケートと呼ばれるアクションで地面はどこでも滑るように素早く移動できます。
ダッシュで更に加速、2段ジャンプ、ターゲットに高速で飛びつく、などのアクションを組み合わせることでかなりのスピードでフィールドを進むことができます。
Steamの実績に「3時間以内にゲームクリア」があるくらいスピードを重視して作られています。
また重力方向が変わる場所があり、縦長にそびえ立つ雲を駆け上がったりもできます。
重力変化のイメージはマリオギャラクシーのような感じ。小さい惑星の周りを走っている時に似ていると思います。
そのため画面が回るような演出で酔いやすい人は注意が必要です。

ゲームの舞台はブラックホールに飲み込まれて崩れてしまった惑星の破片上。
文明が発達していたであろう鉄道や高層ビルなどの廃墟の並ぶ星、キノコで覆われた不思議で幻想的な星など、舞台になる惑星は様々です。

ゲームの進行はボスを倒して進むステージクリア型。
マップは全て繋がっていますが、ボスを倒す順番は決まっています。
対象のエリアへ移動して、ボスの一部のような存在(主人公は「アノマリー」と呼ぶ)を探して撃破、最後にエリアのボスに挑む、というのが基本の流れ。
アノマリー達はマップの色々なところにいますが、探す機能があるので目的地不明にはならないはず。

アノマリーやボスを倒す方法は、次々に出てくる弱点を制限時間以内に全て攻撃すること。
スマブラのターゲットを壊せを、ワンダと巨象の巨象の上でやっているような感じ、と言ったら伝わるでしょうか。
制限時間があるものの、難易度を下げれば時間が延びます。
初期難易度スタンダードでもそう難しくはなく、私も何回かトライすればクリアできました。
物足りないという方には、後述しますがクリア後に最高難易度が出てきます。
難しさを求める方はそちらへの挑戦をおすすめします。

あと道中はボスの他に小型の敵がいるのですが、そう多くはないし種類も少ないので戦闘が好きな人には刺激は少ないかもしれません。
おそらく戦闘の数より、回避して素早く移動することに重きを置いているんだろうと思います。

BGMは落ち着いていて幻想的な曲で、一人でさまよっているのもあって寂しげな雰囲気になっていました。実際ストーリーもあまり明るいものではないので合っていると思います。

ストーリー

主人公であるレイの故郷の惑星は、巨大なブラックホール「ウルトラヴォイド(Ultravoid)」に飲み込まれかけている。
レイは故郷を守るため、スターシード(Starseed)と呼ばれる装置でウルトラヴォイドを止めるべく、ヴォイドランナーとしてウルトラヴォイドの中へ向かう。
しかし仲間のヴォイドランナーたちの姿は見当たらず、サポートAIのシドとの通信も途絶。
更にエコーと名乗る謎の存在がレイを止めようとする。
レイは独りウルトラヴォイド内を捜索することになる・・・

音声は英語ですが字幕は日本語対応しています。翻訳の質もストーリーを把握するには十分だと思います。
特に説明無くSF的な単語が出てきたりするので、SFに不慣れな人は最初だけちょっと置いて行かれるかも。
あまり明るいストーリーではないため、明るく楽しい話じゃないと嫌という人向けではないかもしれません。シリアスな話が好きな人向けです。
雰囲気もNPCがそう多くないこともあり寂しげです。

やりこみ、収集要素

ゲーム上の100%クリアは全ボス撃破、レイのスーツを全て集める、NPCの物語を最後まで追う、で達成されます。
スーツ用アイテムやNPCのイベントは寄り道しないと見つからないことが多いものの、それほど大回りさせられることは無かったです。
また、探すにあたってちゃんと手掛かりが用意されています。
スーツ用アイテムは目印があるし、最終的に能力で探せるようになります。
NPCはちゃんと話を聞けば場所のヒントをくれたりします。
各エリアはワープで移動できるようになるので、終盤まで進めてから改めて探しに行くことも可能。
Steamの実績を達成しようとするとヒント無しの収集要素もありますが、コミュニティハブに一通り情報が書いてあります。どうしても分からなくなったらコミュニティハブへ。

また、難易度的にはクリア後に最も難しい難易度ハードコアが出てきます。
私は未挑戦ですが、動画を見る限り制限時間がかなりぎりぎりになっています。
必要なテクニックも増えるようで、さながらRTAのようになります。腕に覚えのある方は挑戦してみてください。
Steamには「ハードコアモードをクリア」の実績もあります。
他に「3時間以内にゲームクリア」という実績もあるので、スピードクリアへの挑戦もできます。
なおSpeedrun.com上のTrue Ending最速は1時間を切っていました。猶予3倍ならなんとかなる、のか???

プレイ時間

「セーブファイル上でゲームを100%クリアする」というSteam上の実績を取るまでに私は13時間かかりました。
初見で何でもいいからエンディングまで辿り着くだけなら5時間程度だと思います。
ボリュームが多いわけではないですが、だらだらとしたところも無く遊べるくらいの容量です。

感想

サポートAIのシド。探索中の癒し

中だるみ無く遊べる上手にまとまったゲームでした。
移動はスピーディで基本気持ちよく移動できますが、私が基本慎重に進むタイプなので初見のギミックでは足を止めて考えたり、素早く進めそうな部分を慎重に進んだり、逆に速く進まないといけない部分で思い切れず落っこちたり、と色々もたもたしていました。
ステージはちゃんと高速に進むことを考えた配置になっていたので、もっと上手にプレイできれば更に爽快感が増すのだろうと思いました。練習しがいがあるゲームだとも言えます。
道中のザコ敵が少ないことについては、そもそもブラックホールの中ですし、あんまりごちゃごちゃ居てもなぁとも思って私は気になりませんでした。
序盤が結構簡単なので、アクションに慣れた人はステージ2つほど超えるまでちょっと退屈に感じるかもしれません。
ボスを2体倒してからは丁寧に難易度を上げてくるので面白くなると思います。

操作性については広い場所では問題ないですが、障害物の多い場所はカメラが見辛い位置に来てしまうことがありました。
高速移動しながらカメラも回しながらの操作だったので結構忙しかったです。
ゲームの推奨はゲームパッドでのプレイですが、RTAやってる人は揃ってキーボード+マウスなので、慣れるとそっちの方が快適なのかもしれません。
私はキーボード操作のアクションが苦手なのでやっていませんが・・・

ストーリーは、私は結末含めて好きでした。
明るい話ではないですがずっと暗いわけでもなく、特にサポートキャラのシドとお喋りしているときは癒されました。
シドは通信を復活させないとお話できないのですが、無事通信できるようになるとほっとします。
あとメイン以外にNPCのストーリーが3人分あるのですが、私はアーリックの話だけちょっと理解しきれませんでした。もう1周くらい話を聞いたら分かるかも。
NPCによっては急に次のエリアの名前が出てきたりもするので、分からないまま探し回ってしまうことがありました。良く分からなくなったら先に進んでみるのが良いかと思います。

その他ゲームの注意点として、ギミックの1つに地雷があるのですが、黒いものが大量に置いてあってその上を駆け抜けないといけないため、集合体恐怖症の人は時々きついかもしれません。


内容は以上となります。
気になった方はPS4,5かSteamへどうぞ。
https://store.steampowered.com/app/1867530/Solar_Ash/?l=japanese


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