資格いおっさん4 消防設備士乙種7類
note稼働以前に受けた試験について、記録します。
消防設備士乙種7類
試験日 2023.2.11 試験地 東京(消防試験研究センター)
① 勉強時間
3週間、毎日1時間程度。ただし、科目免除はフルの状態の場合。
(消防設備士甲種4類、電気工事士による免除を活用)
② 勉強量
準備バッチリ消防設備士乙種7類(消防設備士問題研究会)を購入し、
これの対象箇所を3周+間違えた箇所のみ直前にもう1周
③ 下知識
機械工学卒、消防設備士甲種4類取得済み。
建築設備図面は業務で繰り返しやってて読める。
消防設備施工現場の監督経験ありで、なんとなく法律上の設計施工判断も可能。
④ 試験の印象
1回落ちて2回目の受験だったが、何度受けても合格点に達しているのか不安が残る。通常は全体で6割、科目で4割取れれば良いのだが、免除をトコトン入れてしまうと実質科目は5割を要することになる(法令類別の4問、規格の6問なので、1問あたりの重みがでかい)。
⑤ 手応え
結局1回目は法規1問足らずで落ちてしまった。くり返しになるが何度受けても合格に不安が残る。特に法規は微妙な言葉の表現で騙してくるので、4問中2問ぐらいは回答に全く自信が持てない状態で終える。
⑥ 資格の意義など
消防設備士の甲種4類と合わせて、電気の施工を行う現場では持っておくと重宝する資格。照明と空調だけの電気配線で済むかと思いきや、消防設備のちょっとした移設や、ほんの一箇所火災報知器を足さなければならないような場面に遭遇する話は案外ある。そんな時に資格の所有者がいないと、施工ができないし、消防署に提出する書類も書けない。また、消防設備点検のバイトもまあまあ実入りは良いと聞く。
取得する場合は甲種4類から先にした方が良い。実務の上でも免除の関係でも有利である。また、電気工事士をすでに持っていて、実際に仕事で活かしている人は、迷わず甲種4類と乙種7類両方の取得を意識すべきだろう。
しかし消防設備士は取得後2年以内に1回、その後は5年に1回更新講習を受けなければならないので維持費がかかる。逆に仕事で使うアテがない場合は無理して取得または更新する必要はないと思う。
案外身近な設備であるが、法律から構造まできちんと勉強できるのは消防設備の資格だけであるので、施工せずとも関係者なら勉強する価値は十分にある。
⑦試験対策
おっさんのように大幅免除が決まっていても、合格ラインの上昇と出題の細かさ、嫌らしさから、単純に過去問だけでは不安が残る。
よってあまり薄い本は選ばず、網羅性が高く、問題の掲載数も多い本が良いと思う。また、法規は原文を必ず確認して勉強した方が安心できる。
単純な運もあるかもしれないが、過去問で高得点を取っていても、いざ本試験となると案外得点しづらい。故に鑑別を勉強する必要が出てしまうが、電気工事士をしっかり勉強して取得した状態で、あえて電気工事士部分の免除は受けない方が、得意科目による挽回で合格が容易になるかもしれない。
おっさんのように毎年複数の資格を受験して、勉強時期が重なったり限られている人であれば別だが、急に今年必要になったとかで他の勉強や悩みがないのであれば、およそ2ヶ月弱の勉強時間を想定しつつ、甲種4類の免除だけで受験した方が、案外安全かもしれない。
ちなみに鑑別の勉強を経ると実務上も役立つと思う(電気工事士の勉強では触れない内容になるので)。資格マニアのおっさんじゃなくて、本職の電気工事士であれば尚更あり得る戦略である。
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