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おっさんミニ情報5 日本技術士会一般CPD行事

おっさんが興味深いと思った事象、あるいはコアな情報を提供するおっさんミニ情報。
今回は日本技術士会一般CPD行事について紹介する。

<日本技術士会一般CPD行事の概要>


 日本技術士会一般CPD行事とは、主に技術士の取得者を対象に、専門職の継続研鑽(CPD:continuing professional development)を補助する事業として
技術士及び技術士会が主催している講演会・勉強会・行事である。

現統括本部の所在地である東京の他、主要な地方本部において、様々な部門の部会や有志の会が、定期不定期様々な形式でイベントを開いている。
若年世代向けの物や一つの業界に特化した内容、各々の専門部会が一般向けに知見をまとめて公表しているもの、国際的なものなどジャンルは多岐にわたる。
専門性の強化や、シナジー効果を狙った物が主なように思うが、人材交流をメインにしたものもあり、技術または技術士という資格を通じて、
知り合いを増やすことができる貴重な場
でもある。

技術士を取得して、技術士会に入会している人ならば、ほぼ全てのイベントに参加できる。
だがそうでない人でも、非会員としての参加費を払えば参加可能なイベントは多い。
少々古臭い組織で、年齢層が高いのが玉に瑕ではあるものの、いい講演は本当に貴重な知見を拾うことができるので、技術士を知らなかったとしても参加する意義は十分にある。


詳しくは以下を見るとよいだろう。

日本技術士会HP
https://www.engineer.or.jp/

日本技術士会の一般CPD行事
https://www.engineer.or.jp/ippan/dmsw0211.php

<参加形式>


リモートでも参加可能(良い時代になった)ので、主催者が地方本部の場合でも結構見られる。
また、都内であれば東京都港区芝公園にある機械振興会館が主な開催地になっている。
東京タワーのお膝元であるので、半日休暇を取って、観光ついでにもいいかもしれない。

<最近出席したイベント>


情報セキュリティの最新情勢を学ぶ講義に出席した(令和6年2月)。
2,000円したが、出て良かったと思っている。
詳細の内容や資料の添付は禁止されているのでできないが、
情報セキュリティインシデントの最近の傾向と巧妙化する手口、
その対策方法を、実際にウィルス対策ソフトウェアの会社で研究をしている方から聞くことができた。
会社にその手の専門家、ましてや情報事故、犯罪の傾向や統計、
対策方法まで詳しく説明できる人はあまりいないと思う。非常に有意義である。

<ほかには何を教えてもらえるのか>


技術士の分野は多岐にわたる。
機械や電気、宇宙や船舶といった技術部門の分けが20程度あり、試験ではさらにその中で専門科目が複数存在する。

各々の分野で、例えば材料とその加工方法についての講義、最新の食品加工ビジネスに関する講義、安全衛生に関する講義、環境問題に関する講義などがある。

また、複数の部門の出身者が集う会もいくつかあり、交流をメインとした催しや、
ワークショップ、現場見学といった教育研修的なコンテンツも存在する。

いいものほど会員限定であることも多いが、技術士は無理でも、第一次試験合格者(昔は技術士補と呼んだ)として会員登録することはできると思うので、一先ず自分の専門で1次試験まで突破して、学徒になっても良いかもしれない。

<本格的に技術士の資格を目指すのにも役に立つかもしれない>



試験は試験なので、何とも言えないところではあるが、合格経験者の集まりであるので、そこで知り合った人の体験談を聴いたり、対策講座に近いものをやっている本部や支部もある。

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