窓際のおっさん46 仕事は辛くも楽しくもない(4/7) 個人事業主の交流会で見た仕事を楽しめる人の真似できないマインド
前回は、仕事を楽しめるかどうかも個性に過ぎないことについて理由と詳細述べ、結局仕事という概念を「楽しめるもの」と捉えなかったとしても、それは誤りではないと強調した。
今回は、ややうってかわって、個人事業主達の交流会について、体験を述べていく。
<個人事業主に多い、仕事は楽しむもの信仰 ~熱狂にあふれた異様な交流会~>
人それぞれとはいえ、仕事は楽しむものと捉えて仕事をしている人はやはり一定数おり、それ故の働き方や人との接し方は存在する。
今回はその考えを持つ人の独特の雰囲気を顕著に感じた出来事について、おっさんの体験を述べる。
とある個人事業主どうしのビジネス交流会において、代理出席することとなったおっさん。料理大会という事だったので、料理得意ならおっさん向きと思いますよということで、費用も払ってもらえるらしいので顔つなぎに出席したのだが。。。
そこは雑居ビルの30畳ぐらいの空間だったと思う。
割合と綺麗な場所で、4箇所に2つで1組の長テーブルが配されていた。
部屋の奥には調理場が1つあり、比較的コンパクトな水場と調理スペースだった。
だがそこに対して、なんと50名ぐらいの参加者がすし詰め状態となる。
そして。。。
司会「今から4チームに分かれて、料理対決をしてもらいます。お題は。。。」
おいおい、冗談だろう。こんな大人数で何ができるというのか?
真面目にやるならせめて家庭科室みたいな施設にしてくれよ。
案の定、50人が調理場や調理器具を奪い合い、料理も惨憺たるものだった。
挙句には手袋すら付けず、手で食材をマッシュするチームも現れた。「手料理」とかうまい事言っているようだったが、実際はとんでもない。
加熱しているとはいえ、こんな大人数、こんな状況下でその調理法は、絵的にも、心理的にも、肝心の衛生面ですらちょっとキツイぞ。
おっさん以外にも、こうした異様なイベント内容に、完全に冷めて脱落気味の人がちらほらいたのだが、驚くべきことにこんな状況でも、(少なくとも表面上は)楽しんで交流を進めていく人達が大半であった。
「楽しい」「仲間が増えた」「チームワークを育んだ」などなど。。。
異様としか表現しようのない熱気と前向きさが見られ、お前も前向きになれよという雰囲気が纏わりついてきた。
脱落気味の人は端の方で「思っていたのと違った」と暗い顔をしていたのだが
「折角の機会なのに、楽しみましょう!」
「あら、そんなことないでしょ? こんなチャンス他にないわよ?」
「気持ちが明るくなるメソッドがあってね。。。」
など、参加者たちに次々と前向きな言葉をかけられ、最後には、
「それなりに良かった」
「いい機会だから連絡先交換だけでもしましょう」
などと完全に呑まれていた人も結構いた。
ちなみにおっさんは、
怪傑キツネマスク
「今日は○○氏の代理出場なんで大丈夫っすよ! キッチリ調理してチームに貢献してから帰りますわ! HAHAHA。。。」
と、軽口を叩きつつあしらい、料理に集中して話しかけられるのを避けることによって、隠れ身に専念していた。
そして交流会は、料理の品評会フェーズ、優勝チームへの長めのビジネスPRタイムの授与、各人の短めのビジネスPRタイムが続き、最後はフリータイムで連絡先交換といった怒涛の流れが続いた。
おっさんは全部「回避」「防御」を選択し、撃墜をまぬかれたが、
PRタイム中に紹介されたビジネスはどれも。。。あんまり言うと怒られるかな。一つだけ一番耳にこびりついたフレーズだけ紹介しよう。
事業主A「さあ、みなさん大金持ちになりたいですか?」
会場の皆「なりたいでーす!!」
事業主A「そうですよね!? そんな皆さんのために、当社に事業資金をプールしてみませんか? 最適メソッドで資産運用をサポートできます! 詳細はうんたらかんたら。。。」
こんな異様なやり取りと熱狂が延々と続いたため、かなりの場違い感と消耗を強いられた。
次回に続く
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