ひと匙日記 電車のなかで本を読む

 6月1日(木)

 最近、電車のなかで本を読んでいる人が増えたように思う。
今日の帰りの電車なんてわたしは立っていて、前に座っている人が3人とも本を読んでいたのだ。誰もスマホを見ていない。わたしも張り切って本を取り出し、紙っ子4になった。最近増えたように感じるのは島田潤一郎さんの「電車のなかで本を読む(青春出版社)」の影響なのではないかと密かに思っている。電車で本を読んでいる人を見るのがとても好きだ。なんとなく仲間意識が生まれる。一方的にだけど。そういえば今日の行きの電車では麦わら帽子に半袖短パンの常夏な雰囲気全開の青年が読んでいた本が「だれでもわかるロシア語入門」だった。服装と本の気候の差に思わず二度見した。