初めて「災害ボランティア」に行ってきた(千葉県)

10月23日、平日だが仕事が休みだったので「災害ボランティア」に初めて参加してきた。その記録を残しておく。

結果としては、千葉県某市の住宅にて、台風で発生した枝の運搬を半日ほど行った。


「災害ボランティア」は東日本大震災の頃から、やってみようと思ってはいたものの、就職活動や自分の予定を言い訳に、実際にはできていなかった。
自分の中で「何かやらないと」という引っ掛かりがずっとあり、住んでいる千葉県の被害が大きく、被災地にアクセスしやすい機会だったため、今回に至った。
(私自身の家は大きな被害はなかった。)

千葉県内は、台風15号(強風)による被害が大きく、15号の経験から、住民もある程度備えができたのか、今回の台風19号(豪雨)による被害はそれほど多くない印象だった。

ボランティアを思い立ってからしたこと。

(思い立ったのは2日前)

1 情報収集

欲しい情報
・どこの自治体が募集しているのか?(自分の行ける範囲にあるのか?)
・自分(ブルーシート張り・チェーンソーなど特殊なスキルなし)にできる内容はあるのか?
・どんな準備が必要か?

1ー1 まずは、「千葉県 ボランティア」で検索。

千葉県ホームページを確認。
https://www.pref.chiba.lg.jp/kkbunka/npo/volunteer/index.html
⇨上記の欲しい情報については特になし。

1ー2 全社協被災地支援・災害ボランティア情報

⇨上記県のホームページから「全社協被災地支援・災害ボランティア情報」へ。
https://www.saigaivc.com/
「災害ボランティア募集状況(台風19号・15号)」として、日ごとに各県・市町村の募集状況あり。
各ボランティアセンター(以下「ボラセン」)のHPから内容を確認。
特殊なスキルのない人間でもできる内容を募集している自治体を探し、目星をつけた。

1ー3 Twitterで「◯◯市 ボランティア」で検索

⇨実際に活動している方投稿から様子が分かり、作業のイメージを持った。

と、ここまで確認したところで、どうやら申し込んでも良さそうだとなり、翌日ボランティアへ行くことを決めた。

次に、

2 具体的な準備

2−1 持ち物の確認

上記ホームページなどを参考にしながら、持ち物の準備。
・長袖長ズボン=上:速乾性のジャージ 下:ジーンズ
・安全靴は持ってないので、登山靴
・飲み物、革手袋、飲み物、食料

*忘れたもの…筆記用具(活動場所の住所や気づいたことなどをメモするのにあると便利だった)

2−2 ボランティア活動保険

https://www.saigaivc.com/insurance/
・メールアドレスなどの登録
・クレジットカード
・「天災タイプ Aプラン」なら、年度末(3月31日)までで、500円 / 年

そして準備完了。


3 いざ当日

午前中の用事を済ませて、出発…
の前に、ボラセンへは高速道路を含めて約1時間半。
無駄足とならないためにも、念のため事前に電話。
⇨出ない…

仕方ない。行ってみて募集が終わっていたら、周辺の地域の様子をみて帰って来よう、と割り切り出発。

3−1 ボラセン到着

12時ごろ、ボラセンへ到着すると、「ボランティア受付」の看板が。
受付用紙に記入するも他にボランティアはいない様子。
私一人ですか?とスタッフの方に聞いてみると、午前中に受付したグループが活動中で、彼らが戻り次第、合流することになるとのこと。スタッフの方も県内外の色々な組織からの応援で成り立っている様子。
その後、私と同様に午後から参加の方も到着し、午前中のグループも戻ってきて、彼らの昼食を待ち、合流。
(午前中のグループの方は、皆さん午後も引き続き活動するとのこと。すごい…)
また、「ボランティア活動証明書」と「高速道路の無料措置」ができるとのことなのでお願いしておいた。


車が不足中とのことで、私の車も活動場所までの足として使うことになった。
作業内容の説明を受け、出発。

3−2 現地での作業

・作業内容は、枝(住民がある程度裁断・敷地内にまとめ済み)を軽トラに乗せて、清掃工場まで運搬するというもの。
・見ず知らずの方と、1日限りのチームだが、皆さん良い方だった。
・作業自体は運ぶだけなので、特にスキルはいらないが、軽トラへの固定など、ロープの結び方などは知っておく必要があった。日常でも役立つと思うので、覚えておきたい。
https://www.bepal.net/know-how/ropework/789
・活動中の写真は、配慮から撮らなかった。
(この点は事前にボラセンから説明があった。)


3−3 作業後

・ボラセンへ帰り、証明書を受け取り、ボランティアメンバーで記念写真を撮って終了。

・高速道路の無料措置は、入り口のインターではETCではなく、一般のゲートから入り、出口のインターでボラセンからもらった証明書と免許証を、係員に見せればOK
*私は入口で誤ってETCゲートから入ってしまったが、出口で説明したところ、返金処理をしてくれた。

以上、簡単ではあるが、災害ボランティアのレポートとしてみる。

最後に

私自身は、東日本大震災以降、「ボランティアとして作業してみたい」という思いがあり、自分の気持ちを満たすためにボランティアに参加した部分もある。つまり、自己満足。

それ以外の方法でも、
・被災自治体や、被災地で活動する団体へ、寄付する。(ふるさと納税として所得からの控除ができるものもある)
・被災地に行って、現地の様子を感じる。現地でお金を使う。
・自分の仕事を頑張る。経済を回す。結果として日本全体の復興につながる。
など、直接作業をする他にもできることはたくさんあると感じた。


そして、久しぶりに自分の行動や考えを文章にしてみたが、文章化って大変…ということを実感。
あとで校正した方がよいなあ…

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