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タイトル『3びきの…』絵本7冊を一気読み

道は一を生じ、一は二を生じ、二は三を生じ、三は万物を生ず。

『老子』

3びきのかわいいオオカミ』を今朝Twitterのトレンド #ラストが最高に好みだった本 で知り、図書館で調べたらあったので早速借りに行った。

返却されたばかりだったようで、本来あるはずのところになかったため、探すのに難儀した。

この寄り道のおかげで、他の本が多数目に入る。

なにより目を引いたのは、3という数字の入った絵本の多さだ。

今まで好きな数字は?と小集団に向かって何度も聞いた経験上、3と7と返ってくることが多かった。

7はラッキーセブンでわかる(360を唯一割り切れない一桁の自然数なのでちょっと不思議でもあるのだが)。

3には特別そういうなにかがないと思うが、3というのはやはり特別なものがあると思う。三種の神器に御三家など、3つまとめるのはなんかいい。双璧とか四天王なんて言い方もあるが、やはり3つはおさまりがいいというか、バランスがいいのか。

サッカーでも攻撃するときはトライアングルが基本だ!?

3は万物を生じるのだ。

万有引力でも2体問題は完璧に解けるが、3体問題になると結果はカオスだ。

期せずして絵本は7冊借りたが、内容のおおもとは3つだった。

この中で異色を放つのは、本命の(というか本来これだけ借りに行ったのだが)『3びきのかわいいオオカミ』だ。

有名な『3びきのこぶた」のパロディ(といっていいのか自信がないのだが)になっている。

と言っても、『3びきのこぶた』、記憶にあるかぎり、私は今回読んだの初めてだったが。

3びきのかわいいオオカミ』では、ぶたとオオカミの立場が逆転する。かわいいオオカミに、わるいぶた。

内容は読んでのお楽しみだ。けっしてネットでネタバレを読まず、今すぐ図書館で予約すべき大人の絵本。もちろん、買ってもらった方がなおよい。

なにより、読む前に原作者の経歴に驚く。

《きっと ぼくたち、いままで まちがった ざいりょうで うちをつくってたんだ。》

読み終わってから、しばらく何もできなかった。

現代版『〇〇と〇〇』ともいえる。

ギリシアという国の懐の広さよ。

働かずにセックスばかりしている人たちって、勝手に思っていてごめんよ。


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