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雑草という草はない(2)ヒメジョオン

この時期に咲いているのは経験的に100%ハルジオン。

https://note.com/konton57/n/nb5af8121b1fe

と言ったのは、あれ、いつだったっけ?と調べたら、4月5日だった。

今日、H公園に寄ったら、ん?ハルジオンではない?ちょっと背が高いぞ、舌状花(細いビラビラの花びらがある花)が少なめだぞ、つぼみがそんなにうつむいてないぞ、全体的にシャキッとしているぞ、ヒメジョオンじゃね?

あれ、この前この時期すべてハルジオンって言い切っちゃったよね、あれ、いつだっけ?と不安になったよ。

4月5日だったか、こどもの日のさらに1ヶ月も前だったか。ホッ。

最初目に入ったヒメジョオンのすぐ左奥、もっと背が高くて、ハルジオンではまずない背丈だった。私のへそも軽く超えて、乳首くらいの高さがあった。ちなみに私の身長は有効数字3桁で176㎝。

うーん、この写真じゃ、高さの感覚、わからないかなあ。

茎がギザギザしているの、わかるかな。あれ、全部アブラムシ。

ハルジオンとヒメジョオンの見分け方、まあ、ネットを検索すればあれこれ出てくるので、ここではやめておくわ。

冬が終わり暖かくなってハルジオンが咲き始めてから、浴びるように見ておけば(実際、驚くほど咲いている)、今日の私のように、あれ?なんか違わない?と違和感を覚えるようになる。

微妙なのもあるけど、背が、うわ、高いな、というのは確実にヒメジョオン。

今度は背の高いヒメジョオンを浴びるように見ておけば、あ、これ、ハルジオンじゃん!と逆もわかるようになる。年内にね。

ハルジオンじゃないぞ違和感の次には、このテントウムシが目に入って、思わず撮った。

TG-3をカバンから出して、構える直前に、あら、やっぱりアブラムシがたくさんいたのねと気づく。

そして、この撮った画像を家で見て、ああ、アブラムシ、写ってたと気づいたのだが、ああああああ、ナミテントウの卵も写ってるじゃん!!

この黄色いのがそうだよ。

同じナミテントウの個体。

そうかあ、これ、産卵してたんだなあ。いや、この子の卵と決まったわけではない。

いかにもヒメジョオンだよねってのがわかる写真。

舌状花、白いビラビラがハルジオンに比べて疎(そ)。これから咲くよって頭花がうつむいてない。

ハチ、可愛いなあ。

なんというのかな。実はそれが知りたい。アブラムシも写ってるのよね。

この写真では微妙だけども、『アブラムシ入門図鑑』の記述とあわせてヒメムカシヨモギヒゲナガアブラムシかな。ちゃんとアブラムシも撮っておけばよかった。

雑草の話のはずなのに、虫の話になってるって、もう気づいたよね?

草の話に戻すなら、ハルジオン(春紫苑)もヒメジョオン(姫女苑)ももともと日本には生えていなかった植物。入ってきたのは明治時代かな、早くとも幕末でしょう。明治元年は1868年なので、まだ150年ちょっと、200年たっていないんだよぉ。

まあ、雑草はそういうの多いんだけどね。7割くらいが幕末以降らしい。

そんな新参者をしっかり利用している虫たち、たくましいよな。だからよけい好きなんだよ。



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