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虫嫌いを克服させる千本ノック 73本目 オツネントンボ(越年蜻蛉)

今日の午前は雨が激しくて、気温も低かったと思うが(ずっと家にいたのでよくわからん)、昨日はけっこう気温が上がった。

こんな日は何か虫が見られるかもしれないので、10月まではほぼそうしていたようにカメラを持って仕事へ。

OM-1とキットで買った12-40mmをデフォルトレンズにして家を出た(カメラはまだE-M1 Mark II)。

いつもの通勤路。実はちょっと遠回りパターンを選ぼうかとも思ったが車が来たのでそちらは回避。いつもの道を通る。

工事していたが、それも終わったようで、その道を行くとこの通りで最も古いおうちの網戸に、イトトンボ!

この時期のイトトンボということは、オツネントンボかホソミオツネントンボか!アーニャ、ワクワク。

40mm(35mm判換算80mm)

こんなこともあろうかと念のため持ってきていた60mmマクロレンズにチェンジ。

塀越しにうーんと手を伸ばして撮る。はたから見たらかなり怪しい人に。

うーん、ちいさい。

こうなれば画像サイズを最大にするしかない。

それをトリミング。

顔や胸はくっきりだが尾端がボヤボヤ。絞り開放のF2.8だからな。

F5.6でも撮ったがあまり変わらず、こうなれば迷ったときのF11だ。

一番絞りのF22も試したかったが、乗るべき電車ギリギリっぽいのでここまで。

家に帰ってから同定作業。

トンボを調べるにはまずは今夏出て(9月のルミネカード10%オフまで待てずに)すぐ買った『くらべてわかるトンボ』からだ。

均翅亜目、出ているのすべてチェック。

やっぱりこの地味な柄はオツネントンボだな…。

で、この記事を作成途中に念のためネット検索もしたら、なにぃ、ホソミオツネントンボが綺麗な色になるのは越冬明けだった!

越冬前は地味な色。生き残りを考えれば、まあ、当たり前の話ではあるのだが。

オツネントンボとホソミオツネントンボどっちだろうと改めて調べる。一層ぼやけるが同定ポイントを含む部分の画像を3倍に拡大して、

これはオツネントンボ、それもオスでよいかな。

前翅と後翅のモンが重ならないのがオツネントンボ、重なるのがホソミオツネントンボ。

これは紋が重なっていないと見て間違いなかろう。

90mmマクロレンズだったらなあと正直思った。まあ、あんなところにいるとは思わなかったからねえ。

仕事帰りの夜、同じいるところにそのままいるのを期待したが、いなかった。夜、うちの近くはそれなりに雨降ったみたいだからなあ。職場付近はそうでもなかったみたいなんだけど。

ところ、今回ひさしぶりに『くらべてわかるトンボ』を開いてみて、やはり見やすく、わかりやすくまとまっているなと感心した。

こども昆虫センモン学校のほうでトンボの分類を早く作っちゃおうと思った。均翅亜目、単純にイトトンボの仲間と思ってたもんなあ。

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