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虫嫌いを克服させる千本ノック 67本目 キバラルリクビボソハムシ(黄腹瑠璃首細葉虫)

歩いていると、ん?葉の上に何か、虫?

瑠璃るり色だ。

ハムシかあ。

瑠璃色のハムシ、種類が多くて調べるの大変だからなあ…と一瞬、躊躇するも、ん?葉はツユクサか!これならすぐわかる。

というわけで撮影開始。

まずは #300ミリレンズ最近接 で撮影。

葉っぱがツユクサ感、うん、出ている。

60mmマクロレンズで。少しずつ近づくよ。

パッと見た時そうかなあと思ったけど、やっぱりお食事中だったのね。

家に帰ってきてから、ルリクビボソハムシだなってふっと名前がスラスラっと出てきて、念のため『ハムシハンドブック』で調べる。

まず索引を見て、「ルリ」で始まるハムシはたったの5種しか出ていないことを知り、愕然。そんな少ないの?

とりあえずルリクビボソハムシのP17へ飛ぶ。

食草、《アザミ》。え?

あれ、名前違った。

クビボソという音に自信はあったので、近縁種だろうとページをめくる。

P19にでかでかとヤマイモハムシ。そう、これじゃないんだよ、これに似ていて、食草がツユクサのハムシがいるんだよ。

左のP18にアカクビボソハムシ。そう、ヤマイモハムシに似ているのがこれで、しかも、今回見たのはこれとも違う。

アカクビボソハムシの上にキバラルリクビボソハムシが出ていた。

そうそう、これこれ。

キバラルリクビボソハムシだよ。ルリクビボソハムシではなくてキバラルリクビボソハムシ。

ちなみに、これで「ルリ」から始まる名前のハムシが実感よりずっと少ない理由もわかったな。

腹の一部が黄色いんだ。

ハムシハンドブック』によると《腹面は末端の3節が黄色い》《近年、都市部の公園で増加している》とのこと。

実は、初めてキバラルリクビボソハムシを見たのは、うちの庭なんだよね。

毎年生えてきていたツユクサに、毎年ついていた。もうここ何年もツユクサがほとんど生えていないので、うちの庭ではすっかりご無沙汰になっているけど。

なんか、今日見られてうれしかったな。

ただ、幼虫は、ほとんどうちの庭でしか見たことないんだよなあ。

こちらはもう16年前だあ。


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