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虫嫌いを克服させる千本ノック 69本目 クビナガチョッキリ(首長短截虫)
今は昨日。その前日の夜に見られたスズメガの幼虫たちがまだ見られるか、朝、ちょっとだけ見に行った。
幼虫は見られず、蚊には刺されたが、ノブドウはないはずだがそれに似たような実も気になり、最後に撮って帰ろうとした。
300ミリレンズで構えて、ファインダーのぞくと、え?
![](https://assets.st-note.com/img/1693519499445-KkdPdEEaek.png?width=800)
青い、見たこともないような色をしたゾウムシがいるぅぅぅぅぅ。擬態見事すぎるだろ。肉眼では全く気づかなかったよ。
90mmマクロレンズにチェンジ。
![](https://assets.st-note.com/img/1693519702030-kDtzUzLwsX.png?width=800)
うーん、ブドウ、うまそう…じゃなくて。
![](https://assets.st-note.com/img/1693519728928-k7XxYYVTXM.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1693519742067-5aTLH9VPOr.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1693519753807-0pGbTGK9mt.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1693519767822-bSbUBSkkxh.png?width=800)
うんと近づいて一番絞りのF22にしてフラッシュ撮影だぜ。
![](https://assets.st-note.com/img/1693519816478-Zv28ByKp5o.png?width=800)
さらにトリミングしたろ。
![](https://assets.st-note.com/img/1693519852839-VoTMGtpnzZ.png?width=800)
肉眼で見たのと似たようにすべく、引いて絞って撮ってこんな感じ。
![](https://assets.st-note.com/img/1693519941036-aDF6XmQdzC.png?width=800)
これだと虫がいるってわからんだろ。実の濃淡にしか見えないよ。
家に帰ってからワクワクしながら調べる。
『くらべてわかる甲虫』のゾウムシの項目を見る。
え、全然似たようなのいないんですけど。やっぱりこんな色のゾウムシ、いないよな…。
こんなときは標本写真だ。甲虫は背中側からの標本写真でビックリするほどわかり安いんだ。新装版山溪フィールドブックスの『甲虫 』を開く。
え、やっぱりこんなの載ってないんですけど…。
もしかしてゾウムシじゃなくてチョッキリの仲間か?
似たようなのは出てくるが…。
Google画像検索に頼る。
一発で出た!
クビナガチョッキリ。
間違いないな。実までそっくり。
しかし、しかし、しかし、出てきたページすべて実はヒイラギナンテンだった!(3番目に出てきたのはおはるさんのページだった)
ヒイラギナンテンでは断じてないのだが。
いくら私の記憶力が『ミステリと言う勿れ』の久能整くんとは比べ物にならないほどの脆弱なものであったとしても、ヒイラギナンテンだけはあそこには絶対にない!
今度は実を検索することにする。いや、いきなり探し始めたのではなく、ぼんやり布団に横になっていた、いや、横になってぼんやりしていた、いや、うたた寝していた。
しかし、この夢うつつ状態で、あ、あの本で調べようとひらめき、再び起き上がる。
買ってすぐはともかく、しばらく開いてもいなかったが、素敵な本がある。
『野の花さんぽ図鑑』
ハート形の葉にノブドウのような実、この2つからこの植物はアオツヅラフジとあたりをつける。
はたして、アオツヅラフジとクビナガチョッキリで検索すると、ビンゴ!
スッキリしたぜぃ。
驚いたのはアオツヅラフジは木本性だったこと。たしかにね、葉っぱも茎もちょっとしっかりしたつくりではあったんだよね。その違和感からこれはヘクソカズラじゃないなとも思ったんだ。
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