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虫嫌いを克服させる千本ノック 94本目 ケブカカスミカメ(毛深霞亀虫)

今年2度目の休みは昨日の夜に思い立ったとおり、ちょっと標高の高いプチ(?)観光地へ遠征へ。

フユシャク目当てだが、見られないなら見られないで、それもデータになる。

駅のホームから改札までの壁や床にけっこうガなどが張り付いているところなので、それなりに期待して行った。

電車に乗る時間は読書に充てる。

家を出る時間が、予想通り予定以上に遅くなり、現地到着が14時半ごろ。

まあ昨日から今日にかけてのB公園がまさかの午前2時に帰ってきちゃったので、いろいろ後ろにずれちゃうよね。でもB公園は超充実だったのでOK。

で、肝心のフユシャクは、駅の壁、床、まるでいない。ミノムシはいたけど。

期待の手すりもはなし。

しかし、ちょっこし虫は見られた。

いずれもちっちゃいのなんので撮影が大変だったが、それも醍醐味。

最初見たときは、派手なハエかと思った。徐々に近づきますよ。

しばらく止まっていたと思ったら歩き出すし、なかなかうまく撮れないよ。

お尻の方の翅が構造色でなかなか美しいけど、そうではない色合いでなんとか撮ろうとして、一応撮れたから、キリがないので、これを最後にした。

グーグルレンズではケブカカスミカメがやや多く、そして、見た目的にも近いのが出てくる。

こんな引用付きリツーイトもいただく。

元の混沌のツイートで《これも2-3mm》としたけど、もうちょっと大きかったのかもしれない。

そうしないと、ケブカカスミカメのサイズに合わない…。導きたい結論から、自分の記憶を改竄し始めているかもしれない…。

日本原色カメムシ図鑑 第2巻』の記述ではこう。

本種は西日本に広く分布していることが判明するとともに、生態も明らかになりつつある。

日本原色カメムシ図鑑 第2巻』P265

そのあとを読むと、けっこうカオスですけど…。2001年発行だからな。もう20年以上たっている。

他にもカスミカメ科のケブカカスミカメ属の写真や説明はあるが、一番離れていないのがケブカカスミカメだ。

ここに出ている以外の種がいればもうお手上げ。

ネットによって誤同定が広がるリスクはあるが、それを記しつつ、ケブカカスミカメということにいったんはしておく。

そうそう、第3巻にはカスミカメ科の記述は実質なく(索引では4ページほどあるが)、第1巻(1993年発行)では名前がすべてカスミカメではなくメクラガメだ。

ケブカメクラガメについては《詳しいことは判っていない》とも。

ケブカメクラガメは5-6mmと記述があるが、第2巻のケブカカスミカメについてはサイズの記載がない。

ヒメケブカカスミカメは3.6-4.3mmとあるが、ヒメケブカカスミカメは写真で見る限り、異なる。

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