福笑いみたく

愛の背広は大海原でも負けぬと信じている
白く伸びてときたまにじいろに光る、いのち
桃色の夕紅は平熱でまだまだ
いきる さめる ゆける 軽快三拍子

恋とかしたことないと思ってた
誰宛の短調 
探鳥し青い鳥を撃ち落とす
ネタ切れ幸福論者
膨れるケーキとムキムキの義務が、書け、書けない解放されるための術
全て 舐め腐っている物理的に もう味もしないんだろう




愛の尾鰭は噂話を燃やす風を吹かすための平面
黒く焦げていつまでも無意味に恨み続けている
プラスティックの三白眼が 美しい嘘を語れば
藻屑の下位互換、
宝石色のたましい

恋とかしたことないと思ってた
誰宛の長調 
ヒットするだろうね顔も可愛いし
膨れる頬と菌の匙加減 
夏のプールサイド
甘口カレーやめても 

大人にはなれなかったし




…オチをつけたら 感情も終わってしまう気がしたから
愛の背広は稚拙な君を嫌うオリジン
創始する怪しい宗教と密告

実はね、から始める凛としたモザイク

福笑いみたいだ 並べただけじゃ。

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