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運を引き寄せる人の話

運が良いと言われている人に出会うことがあります。

「あの人は本当に恵まれているよね。」「あの人は運が良くていいね」なんて言われたりしている人です。

とかく、そういう方は上機嫌でいるような気がします。

自分が人生で出会った中で3本の指に入るほどの強運の持ち主、私の母、A美に聞いた運を引き寄せる話をシェアしたいと思います。

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僕の名前は「ゲンキ」、特にこれといった能力も資産もない、しがないサラリーマンさ。

今日も会社では怒られて、頭を下げてばっかりだった・・・。あのミスは同僚のA男のせいなのに、なんで課長に僕が怒られないといけないんだよ。課長はいつも自分ばかりに無理難題を要求してくるよな。しかも、僕の課のパートさんは、すごい厳しいおばちゃんだし。隣の課のパートさんは、若くて優しい子なのに。この会社の嫌なところをみつければ、星の数ほどみつかるよ、、、、。なんて、自分は運が悪いのだろう。

今の会社だけでなく、昔を思い返してみても、ずっと運が悪かったなぁ。

幼稚園の時から道端に落ちているうんちを良く踏んでいたし、顔が更けているせいで大人と間違われることは数えきれないくらいあったなぁ・・・。

高校生の時は、サッカー部で、先輩もいなくなって、これからというときに、膝の人体を断れるしてしまったなあ。

大学受験では時計を忘れたせいで、浪人して一年を無駄にしてしまったなぁ。

極めつけは就活だ。元々第一志望だった会社には最終面接で落とされたせいで、今は思いもよらない仕事をしているもんなあぁ。

なんで自分はこんなにも運が悪いんだ・・・・。はあ~、なんてつまらない毎日だ・・・・。

そんな俺に比べて、同期の「げんき」はすごいよなぁ~。なんで毎日あんなに楽しそうなんだよ。あいつはいいよなぁ。ああいうのを運が良いっていうんだろうなぁ~。

僕の名前は「げんき」、今現在はこれといった能力はないけど、世界の見方を世界一強運の母A美に教えてもらったサラリーマンだ。

今日も会社では色々な励ましとフィードバックをしてもらった、今日言われた事を次からは気を付けていきたい!。みんなそれぞれに仕事を抱えて忙しいのに僕のためを思っていってくれてなんて自分はツイているんだろう。A男のおかげで課長ともお話する時間も出来てありがたいなぁ。課のパートのおばちゃんは母のように厳しくも愛ある言葉で僕の成長を見守ってくれる。そんなひとたちと仕事が出来ていることってとっても恵まれているな。

昔を思い返してみても、ずっと運にめぐまれてきたなぁ。運だけはいいと自分で思ってたもんな。

幼稚園の時から道端に落ちているうんちを良く踏んでいたなぁ、そのおかげかはわからないけど、ずっと「運」に恵まれてきている人生だな。顔が更けているおかげで大人と間違われて、18禁のエリアには入り放題だったし、年上に喧嘩を売られることも全くなかったな。

高校の時は、人体を断裂したことで、サッカー一色だった僕だったけど、サッカー以外のものに興味を持てるようになって、今の生活が豊かになっているもんなぁ。これも人体を断裂したおかげだよなぁ。

大学受験では時計を忘れたおかげで、浪人して一年間色々な経験をさせていただけたなぁ。本をたくさん読んで知識をつけられたし、人生ですることはないと思っていた数学の勉強もさせてもらえたなぁ。浪人のおかげで今、お付き合いさせていただいている彼女も出来たし、自分はなんてツイているんだ。

極めつけは就活だ。元々第一志望だった会社には最終面接で落とされたおかげで、今は思いもよらない仕事を出来ているもんなぁ。色々な経験をさせていただいて、なんて僕はツイているんだろうなぁ。

なんで自分はこんなにも運が良いんだ!そして、なんて楽しくて面白い毎日だ!

ある男「げんき」と「ゲンキ」のお話を読んでみて、どうでしたか・・・?

読んでいてお気づきかと思いますが、「げんき」と「ゲンキ」の世界で起きていることは全く一緒です。

何が違うかと言うと、ただ一つ「世界の見方」、言い換えれば、「物事に対する考え方」だけです。

これが違うだけで、世界は180度全く違う光景になるのです。

ひとつの出来事・事実(例:志望校に落ちる)に対する解釈(例:失敗した!もう終わりだ・・・。、色々なことが1年できるチャンス!など)は、自分自身で選択することが出来ます。最初の話の「げんき」のように。彼はうんちを踏むことでさえ、解釈によってプラスに変えていましたね。

僕たちが見ている世界には、良いことも悪いことも存在していないのです。

ただ起こった事実を自分自身の解釈によって、良いことと悪いことに価値づけているのです。

「~のせいで」、「~のおかげで」、どちらを選ぶかは自分次第なのです。

その選択の積み重ねで、「上機嫌で運の良い人」と「不機嫌で運の悪い人」がいるように見えてしまうのです。

言い換えれば、上機嫌でいる(すべての事実・出来事に対してプラスの解釈をする)ことで運が良い状態(他の人から見ればそう見える)を作り出しているんですね。

僕は小さいころから、母にその考え方を教わってきました。

強烈なエピソードとしては、母の肩に鳥の糞が落ちました。

すると、「これはツイているね。これはうん(うんこ)ではない、運が落ちてきたんだ。」とさらっと言って、「さらに良いことが起きる」と言いました。その1分後、母は、お金を拾いました。

この二つの出来事に因果関係はないかもしれませんが、肩に糞が落ちたという事実を、母は解釈によってプラスに変え、さらには、現実に肯定的な変化(お金を拾う)を起こしています。

運が良い人、上機嫌な人ってこのような考え方で生きているのかと、母を見て強く思います。

人生、生きていると、悪いと思えてしまうこともありますし、とっても良いなぁと思えることもありますよね。物事を否定的に見てしまっているときって、大抵、不機嫌な時ではないでしょうか。

解釈ひとつで、物事の良し悪しは決められます。

世の中の成功者や偉人はこの解釈力が異次元でバグっている人が多いのです。

運を良くしたいと思っている方は、是非、解釈力を磨いていってください。


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