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『音質が悪い』と不信感が増す&疲れる

海外の記事で見かけた『音質が悪いと聞き手は聞いている情報と
それを共有している人の両方に不信感を抱く可能性があります。

これはポッドキャスト配信者にとって
是非知っておいて欲しい情報なので日本語訳して、
更に音声コンテンツプロデューサーとしての意見も交えつつ
解説していきます。
元記事は⏬です。


この記事はポッドキャスト番組
『ポッドキャストが出来るまで season2』でも
音声としてこちらの内容を配信しております。
喋っている方が理解しやすいと思う方は下記のリンクから
ポッドキャストをお聞きください。

オーディオ品質を下げると信頼を失いました

南カリフォルニア大学ととオーストラリア国立大学の研究によると、
オーディオの品質は、人々が聞いたものを信じるかどうか、
また情報源を信頼するかどうかに影響を与えることが示されています。

最初の研究で、科学者は工学と物理学に関する
2 つの YouTube カンファレンス トーク ビデオを選択し、
97 人の参加者に見せました。

科学者は iMovie を使用して、録音の音質を変更し、
2 ~ 3 分のセグメントにトリミングしました。
次に、音質の良いビデオと音質の悪いビデオを見せました。

その後、参加者は、トークとスピーカーに関する質問について、
最悪から最高まで 1 から 5 まで、トークを評価するよう求められました。

他の 99 人の参加者を対象とした 2 回目の実験では、
科学者は NPR サイエンス フライデーの 2 つのインタビューの音質を
変更しました。1 つは遺伝学者、もう 1 つは物理学者です。

結果:ビデオが聞き取りにくいとき、
   視聴者は話が悪く、話者の知性と好感度が低く、
   研究の重要性が低い

この研究は、流暢さ (何かを処理する容易さ) の問題と、
それが情報とその情報源に関する人々の判断にどのように影響するかを
調査する最新のものです。

シュワルツと彼の同僚は、処理が困難な場合はいつでも、
人は不信感を抱くようになることを発見しました。

具体的な数字がこの記事では書いてなく、
『音質が悪いと人は不信感を抱くようになることを発見しました』
と書かかれているだけ…

記事の最後には『調査結果は、電話会議やビデオ会議通話、
電話での就職面接など、ビジネスの数え切れないほどの状況に適用できると Schwarz 氏は述べています 』
『音質悪いと結果的にこれからの時代損しちゃうよ』
という締めくくり方でした。

音質が悪いと聞いていて疲れる

『Web会議で疲れるのは音質が悪いから』そんな調査結果を
NTTデータと音響機器メーカーのシュア・ジャパンが昨年発表。

2社はWeb会議における疲労感の原因について調査。
共同で、Web会議における音質の違いが
人間のストレス反応に与える影響を実験により検証した。
実験によれば、音質が悪いと内容が理解できず、
認知機能への負荷が高まり参加者にストレスを与える結果に。
さらに同じ状態が長引くと認知機能が低下し、
理解力や判断力、反応スピードが鈍る、
内容が理解できないストレスが徐々に蓄積されていく。
といった影響があった。との事。

オンライン収録をすると喋る人の環境や機材によって、
音質がバラバラな事がよくあります。
最近のオンライン収録での残念事案は
いいマイクを使っていたがPCのファンの音がデカすぎて
ノイズ除去で消せない
案件でした。
いいマイクを使っている分、周りの環境音も拾ってしまい、
少し古いタイプのPCを使っていると凄い音がします。
そんな時はスマホのマイクで録音してもらいPCは閉じて
雑音を出さないようにしてもらいました。

オンライン収録でもそれぞれが良いマイク&静かな録音環境で行った場合
まるで同じ環境で録音しているかのように聞こえます。
ポッドキャストが出来るまでのシーズン1では
Podcast総研の設楽さんと野村さんとの対談回がまさにそれで
設楽さん、野村さんのマイクがShureのSM58

KONのマイクがRODEのPODMIC

こちらで収録を行いました。
その音源がこちらです。

まるで同じ場所で録音しているかのようなクリアな音声!!
この音質であればリスナーは気づかないかと思います。

まとめ:音質とはリスナーに対しての最大限の気配り

音質を改善するだけでリスナーは
番組を聞いてくれる可能性は大幅に上がります。
まずはZOOMで録音した素材をそのまま流す
3流ポッドキャストを卒業しましょう!

Spotify公式の番組でさえ音質悪い回があります!
(多分録音設定のミスだと思う)

この番組大好きですが音悪い回だけ5分で聞くのギブアップしました。
そのくらい普段音質良い番組だと1回悪い回あるだけで普段聞いてる
リスナーさんとしては違和感を覚えます。

過去に制作していた100円で買い取った怪談話でも1話だけ
パーソナリティーの方が出張で出先の静かな公園の車の中で
録音した回を配信しましたが耳の良いリスナーさんには
すぐに気づかれました。。。

・出来るだけ同じ収録場所
・同じ録音機材
・声のトーンは明るく
を徹底することで音質を安定させて、聞いている人に対して
最大限の気配りをしましょう!!

あとがき

最後まで、このブログを読んでいただきありがとうございました。
筆者のKONはポッドキャストプロダクション
knock'x Media(ノックス メディア)を2023年1月にスタートしました!
現在お仕事、大募集中です。(以下出来ることです)

・ポッドキャストの編集(1本からでもOK)
・ポッドキャストのコンサルタント
・ポッドキャストの立ち上げ&制作支援
・ポッドキャストを伸ばす為の他SNSの制作(TiktokやYouTube、note)

またポッドキャストを本気で伸ばしたい人、
これから始めていきたい人の為のWebスクールも近日、情報解禁致します。
詳細の発表はKONのTwitterで行いますので、
是非フォローをお願い致します。
KONのTwitterはこちらから

またお仕事のご依頼はTwitterのDMや、
こちらのメールアドレスへお願いします。
knockxmedia@gmail.com

最後に『ポッドキャストが出来るまで season2』の
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