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noteのエンジニアリングチームのこれから

こんにちは、note CTOのkonpyuです

noteのエンジニアチームの試みやnoteのエンジニアが書いた記事を紹介するページがリリースされました

noteでエンジニアがどのように開発をすすめているか、雰囲気が伝わるようにして参りますので、ぜひご興味ある方はフォローをお願いいたします

さて、このページはnoteのエンジニアポジションに興味がある方へ向けた情報提供が目的ですが(もちろん単純に興味がある方でも楽しめるはずです)、その背景として、noteが急成長し大量のトラフィックが集まるに従って日々直面する課題が難しく多様になっており、それを解くエンジニアの力がさらに必要になっているから、というのがオープンの大きな理由です。

また、note自体のグロースに合わせてエンジニア組織も急拡大しており多くのエンジニア(去年比で2倍以上)がnoteのカイゼンやプラットフォームの運営、note proサークルのような新機能開発などに関わっています。誰もが創作をはじめ続けられるようにするというミッションにそって行動・意思決定しているのは変わらないものの、全体的にプロダクトのステージが上がった感を日々感じています。エンジニアチームのレベルも上げていく必要があります。

急激にトラフィックが増えて国内有数のメディアプラットフォームになったため、システムの各コンポーネントにかかる負荷に相当気をかけてスケーラビリティを意識して実装していく必要がでています。あわせて、プロダクトラインが増えてたくさんのエンジニアがコミット、デプロイするようになりドメインの複雑性やコードベースの量が増しています。

しかし、誰もが創作をはじめ、続けられるようにする、そのための基盤(インフラ)を提供するという意味合いではまだまだ道半ばというか、山のふもとにも達していません。

テキスト以外の音声、動画、ライブ、漫画といったメディアの投稿改善、定期購読の諸機能、エディタの表現力や安定性、課金手段、ダッシュボードの充実、スパム対策、フロント・サーバーサイド含め全体的なパフォーマンス改善、ネイティブアプリの使い勝手向上など、やるべきことが大量にあります。

また、ドメインのcomへの変更Nuxtへの移行などアーキテクチャレベルの大きな見直しをいままでも行ってきましたが、kubernetes基盤への移行やモノリスの解体などサーバーサイドの抜本的なリアーキテクチャも今後予定しています。

総じて、noteチームは細かい機能を大量に出す思想ではなく、本質的な機能や体験を細部まで磨いて詰めていく方向性が強いのですが、最上の体験提供にはまだ技術的に工夫、試行錯誤したり、独自のフレームワークを設計構築したりといった技術的な解決余地が大量に残っています。

幸い、noteのマネジメントチームはプロダクトの審美感や技術への理解が深く、エンジニアと合理的に仕様や優先順位付けなどの議論ができます(誰かが"翻訳"する必要がありません)。加えて、クリエイターへの理解の解像度が高く、コンテンツを発表することの大変さや何にモチベートされるのかを理解しているので、かなりレア度が高い環境だと思います。

こういった急成長フェーズを一緒に走りきってくれる仲間を募集しています。noteのミッションやチャレンジングな課題解決に興味がある方は、note engineering teamでの情報も参考にしつつぜひご応募を検討いただければと思います。




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