ファンクションキーが問題なのだ

ある日のこと。
「こういう操作方法もありまっせー」とPC講座でご説明していたところ、「ファンクションキーも使えますよー」と、受講者の方からの突っ込みをいただきました。

突っ込み内容は正しいのですが、ここのところの流れで、こんぷー、ファンクションキーの操作説明を意識的に回避する傾向がございます。

え、なんでかって?
下の3つの画像をご覧ください。

1.デスクトップに繋げているフルキーボード

昭和・平成の空気ぷんぷんのフルキーボード


2.5年以上前のとあるメーカーのノートPCのキーボード

色が年代を感じさせる、古いノートPCのキーボード

3.2年前購入のとあるメーカーのノートPCのキーボード

あ、F3キーが汚れとる(汗)

デザインがすべて違っております。
ファンクションキーは、そもそもWindowsのいろいろな機能が割り当てられていて、メーカーがどこだろうが同じ動作をするはずのものなのですが、最近では、ノートPCの一発操作を簡単にすべく、各メーカーが思い思いに独自に機能を割り当てるのが主流になっているのですね。。。

それでも、5年くらい前までのノートPCは、「ファンクションキーを押せば元々の操作内容、メーカー割り当ての機能はShiftキーまたはFunctionキーを押して」というつくりでした。
2.の写真をご覧ください。
「F5」「F6」などの文字が大きくて、割り当てられている機能を示すマークが少し小さめです。

で、最近はというと、それが逆転。
ファンクションキーを押すと、いきなりメーカー割り当ての機能が動作しちゃうんですな。
3.の写真を見ると、「F5」「F6」の印字はささやかな大きさとなっております。

メーカーの割り当て機能が全部共通だったら、こんぷーだって、こんな便利なんだよーとがんがん説明したい。
が。
ですが。
みんな主張が激しすぎて、みんな違う!

しかも、主流が割り当て機能になっているものだから、日本語入力中にカタカナ変換したくてF7キーを押そうものなら、なぜか輝度調整の画面がでちゃう(3.のPCの場合)

アルバイト先のPCのF7キーなんて、なぜか「画面ロック」が割り当てられてるから、うっかりShiftキーを押し忘れてカタカナ変換しようものなら、ロック解除しなきゃいかんという手間が発生。

F7・F8・F9を変換に使うのって、2バイト文字文化だけなんだろうなあ、世界では少数派なんだろうなあと思うものの。。。いや、これ不便!

ご自分たちのデザインがいかに優れているかを主張するのも結構ですが、PC使うのに、並みの機能のファンクションキーと、メーカー割り当て機能とどちらが使用頻度が高いのか、考えていただけたらなあと真剣に困っております。
Shiftキーを押しながらファンクションキー、簡単でしょ、なんて言わないように。
就労移行支援施設に通っている、軽度の身体障碍者の方が、どれほど工夫しながらPC操作をしているか、2つのキーを同時に押すのにどれほど苦労されているかを、一度、ご覧になっていただければと思います。

なんかもう。。。「みんな仲良くデザイン統一してよー」な気持ち。

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