ローソンのパッケージデザインについての私見

ローソンのプライベートブランドのパッケージデザインが話題になっている。スタイリッシュさを追求した結果利便性が失われているという話だ。この話を聞いて、普段乗っているエレベーターを思い出した。

「開」と「閉」

同じ門構えで非常に分かりづらい。もちろんよく見たら分かるのだが、一目で分かるのがデザインだと思っている。

「▶︎◀︎」と「◀︎▶︎」

これも、わかりやすいフリをしていて非常に分かりづらいと思う。「▶︎◀︎」はもちろん「閉」めるなのだが、三角同士が頂点で向かい合ってるせいで、中央部のスペースが空き、感覚的に開いているという認識が先に来てしまう。「◀︎▶︎」これも然りだ。三角同士が辺で向かい合ってるために、「開ける」よりも先に「閉まっている」という認識を受けるのだ。これこそまさにデザインの敗北だと思う。分かりやすいフリをした不親切だ。

「open」と「close」

個人的にはこれはすごく好きだ。一方で、英語が読めない子どもやお年寄りのことを考えると、強く勧める気にはならない。

ローソンのデザインも(オシャレなのかもしれないが)、親切/不親切という観点から見たら不親切だと思う。一目で見て何か分からないからだ。オシャレさを優先する客層にのみ販売するのならそれでいいのかもしれないが、コンビニがありとあらゆる層の日常生活に密着していると考えると、適切とは言えない。多様性だバリアフリーだESGだSDGsだと言われている昨今にやることなのかをよく考えてみたい。

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