見出し画像

【これはなぜ?】目的が変わればやり方が変わる


直接動画を埋め込めないので
Twitterからになります

✅これはなぜ?

まずは冒頭の動画の答えから

できる・できないの違いは
やり方が少し違います
フォームも少し変わっていますし
やる時の感覚も変えています

まずはわかりやすく
フォームの方から
見ていきましょう

できた側の方は
(見やすいようにこれは両手)

カラダを下ろした時の
手首から肘までの前腕の角度が
地面に垂直に近い角度
です

一方、できなかった側の方は

逆ハの字のような
肘が少し外に広がった角度
です

たったこれだけです

おそろしいほどわずかな差
オレでなきゃ見逃しちゃうね

たったこれだけで
変わるんですね

イメージしにくければ
実際に棒を地面に
突き立てて下さい
傘とかでもいいです

真っ直ぐ垂直に突き立てると
しっかり圧力をかけられますし
圧力をかけても安定してます

次は少しだけ角度をつけるだけで
圧力はかけづらくなり(滑りそうになる)
圧をかけるほど棒がぐらつきはじめます

これが腕で起こるわけです
その結果、力の込めやすさに
差が出てきます

✅目的が変わればやり方が変わる

じゃあできなかった
逆ハの字でのフォームは
力も込めにくいしダメなのか?

そうとも言えません

次は『感覚』の違いで
説明していきます

できた垂直フォームの感覚は
しっかり床を押せる力を込めやすい感覚
できなかった逆ハの字フォームの感覚は
『大胸筋』で体重を支える感覚


僕の場合はこういう感覚差があります

動画のような
ワンアームプッシュアップ
(片手腕立て伏せ)
を成功させることが目的なら
少しでも力が込めやすくなるように
垂直フォームを採用すれば良いでしょう

でも、分厚い胸板のために
大胸筋に負荷をかけたいのなら
逆ハの字フォームを採用した方が良いです

僕は動作のためのトレーニングを
する事が好きだったり
それを教えているので
垂直フォームを教える事が
多いだけです

✅目的に対しての正否で見る

よく
『正しい』フォームで
トレーニングしましょう

と言われますが
この『正しい』が厄介です

何(目的)に対してか?
をまず決めておかないと
本当は正否は判断できません


ワンアームプッシュアップや
押すという動作を強化することを
目指すなら垂直フォームが
正しいフォームです

ただ、初心者がまず最初に
運動不足解消なんかの目的で
腕立て伏せをするなら
逆ハの字をまずは勧めます
垂直フォームは最初は
肩が窮屈になると思うので

ただし、逆ハの字の
腕の角度がきつくなりすぎても
肩に大きな負担がかかるので
動かす時に窮屈ではなく
更に肩に負担がかからない程度の
逆ハの字の場所を探します
初心者の場合はこの角度が
きつくなりやすい
(肩への負担が強い)
フォームになりやすいですね

と、こんな感じで
目的が変わればやり方も変わるので
これが唯一の正解だ!
みたいなものは
存在しないと思ってもらったら
良いかと思います

あの人とこの人で
言ってる事が違うなんてことも
目的が違うのなら普通に起こります

あまり考えすぎなくてもいい

で、こういうお話をすると
『そんな事言われてもちゃんと
目的に沿ってるかどうかわからん!』

ってよく言われます

あまり考えすぎなくていいです

だいたい皆さんがよく見聞きする
『正しい』トレーニングフォームは

関節には負担がかかりにくく
筋肉には負荷がかかりやすい

これを『目的』にしていると
思ってもらっていいでしょう

ここを押さえておけば
ケガもしにくいですし
筋力も筋量も増えますしね

で、それに慣れてきたら
ちょっとこだわればいいだけです

ジャンプ力や走るのが速くなる
ことを目的にしたい!
もっと太ももに筋肉つけて
ガッチリした脚になりたい!

じゃあ最初に覚えた
ケガをしにくいフォームから
スクワットやランジの
フォームが変化します

地面にしっかりと圧力を
かけられるようなフォームになったり
体重を下半身の筋肉でしっかり
支えるようなフォームになるわけです

僕は動作のトレーニング紹介が
メインなのでそういう目的の人には
参考になるかと思いますし
最初に覚える
関節には負担が少なく
筋肉には負荷がかかる
フォームとも少し変わってくるので
そこをいつも長々と説明しちゃうわけです

筋肉量や筋力に興味(目的)が
ある方にはあまり役には立たないかと
思いますが
動作(日常・スポーツ)には
役立つのでそういうのが
目的の方は参考にしてください

大阪市 谷町四丁目 
パーソナルトレーニングジム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?