やりたいことがないのに転職はすべき?
こんにちは。「日本の女性のスキルと可能性を、新たな世界へ」をビジョンに転職支援を行う株式会社Luviの佐野このみです。
昨日面談をしていた方からの質問が、多くの方が一度は悩んだことがあるのではないかと思い今日は「やりたいことがないのに転職はすべきか?」について書いてみようと思います。
私自身も前職で3年目くらいの時から、
やりたいことがないけど漠然とこのままでいいのか?
だとしたら転職しても中途半端になってしまうのではないか?
そもそもどのような仕事をしていきたいのかさっぱり浮かんでこない。
そのようなことを考え始めようやく重い腰を上げてそのさらに三年後に退職という選択をしました。
同じようなお悩みの方にヒントになれれば、嬉しいです。
やりたいことはなくてもいい!
"仕事"を考えるときに大きく二種類に分けられると考えています。
・Doing重視型:起業したい、世の中にインパクトを与える仕事をしたい、多くの人を救えるような仕事がしたいetc.
・Being重視型:尊敬できる人と働きたい、楽しめるような仕事がしたい、プライベートでも仲良くできるような環境で働きたいetc.
Doing重視型の人は仕事の楽しみを”やりたいこと”で考え、Being重視型の人は自身が仕事をする上でどのような状態でありたいかを重視します。
今回面談した女性は、
・仕事をしていて楽しいと感じない
よってこの会社にずっといてもキャリアプランが見えなくて不安という状態でした。
ここからもう一段階深掘りする。
"なぜ"仕事が楽しく感じないのかというように、理由を考えてみる。
・男性の多い職場でプライベートの時間の中で自分の想いを相談できる人がいない。
・仕事の内容は好きだが、パンクしそうになった時に孤独を感じる。
・気が許せる先輩・同僚がいない
という”環境”や”一緒に働く人”に対して解消できてない気持ちがあることがわかりました。
ということはBeing重視型であり、やりことがあるのかないのかが仕事の上での満足度に深く関わっていないということ。よって転職することでその問題が解決されるなら転職の道を選んでも良いということになります。
どのような状態が幸せかを考えること。
彼女の場合”やりたいこと”のために仕事をするのではなく上記のような人や環境で心が満たされていることが働く上での満足度につながるということ。
よって、今の企業にいてもその問題が解決されるなら転職しなくても良いし、転職の際にアピールできるスキルやマインドがあるのであれば転職した方が近道となりもっと満たされるようになります。
「心からやりたいことを見つけなければいけない」という幻想にとらわれる必要はありません。
一番大切なのは、キャリアを考えたときに自分がどのような状態でいることが幸せなのかをちゃんと自己と向き合って考えてみることです。
私は面談の中では、「どうしてそう思ったのか」「どのようにしたらそれが解決できそうか」を聞いていきます。
誰かに聞いてもらうことは第三者に話すことによって自分の想いがすごく整理され自然と答えが見つかるからです。
人それぞれみんな考え方は違いますし、生き方も違います。
自分自身のことを大切に考えてあげることで、どんどん幸福感は高まっていきますし、周りにもたくさんのいい影響を与えられる人になっていけると思います。
そして利害関係のないだれかに話すことで必ずスッキリしますよ。
転職活動というタイミングだけでなく、少し行き詰まったときに定期的に
相談になれるような存在でありたいなぁと思います。
今年もあと1日ですね。
みなさまに2022年もたくさん幸せが訪れますように。
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