ロシアの冷製スープОкрошкаを記憶を頼りに作る
Окрошкаとは
アクローシュカ、と読みます。
ロシアの夏の定番とも言われる冷製スープで、そのレシピは大きく分けると2パターンあるようです。
1つはライ麦を発酵させて作るквас(クワス)と呼ばれる飲料を使うもの。
もう一つは牛乳を発酵させて作るкефи́р(ケフィル)と呼ばれる飲料を使うもの。
私のホストマザーはТАН(タン)という飲み物を使って作っていましたが、これは恐らくケフィル寄り(白かったし……)
はい、「そうだ、アクローシュカ、作ろう」と思ったのは暑くなってきて、このホストマザーの作ったスープが食べたくて仕方がなくなったからです。
日本にない材料もあるけど、なんかそれっぽいものを組み合わせてやってみよう。
(国が違えど同じ)材料
きゅうり 2本
卵 3個
ジャガイモ 3個
ディル 1パック(3~4本)
塩 小さじ1/2~お好みで増量
こしょう お好み
(多分いけるであろう代用)材料
ボロニアソーセージ120g程度
→колбаса(カルバサ)、つまりロシアのソーセージの代用です。ママさんが使っていたのは推定牛肉のソーセージ。食感的に魚肉ソーセージと迷いました。
飲むヨーグルト無糖150g×2本
炭酸水500ml
→ТАНの代用です。これがちょっぴり薄めでしょっぱい飲むヨーグルト炭酸、みたいな味なので、足せば……いけるんじゃないかなって……。
余談ですが、飲むヨーグルト無糖を見つけるのに結構手間取りました。もしかするとヨーグルトを水で溶いた方が早かったかもしれません。
作り方
ちなみに作り方っていうほど手の込んだことはしません。シンプルに言うと、全部切って混ぜる!
まず、卵はゆで卵にします。冷水につけて殻をむいておいてください。
ジャガイモも皮をむき、丸ごと茹でてください。少しかために。あまり柔らかくしすぎると、この後切りにくかったり、スープに溶けてしまったりします。
きゅうり2本を千切りにして鍋に入れます。
ジャガイモ、ボロニアソーセージは角切りにして同じく鍋の中へ。
ゆで卵は白身と黄身に分けます。
そして白身はざっくり角切りにして、黄身は深めの小皿とかに入れてフォークで細かく潰します。
(ママさんはもっと丁寧におろし金みたいなもので黄身を細かくおろしていましたが、おろし金を洗うの大変そうなので手を抜きました。はい)
このうち、白身だけを鍋に入れます。
これでメインの具材が鍋の中に揃いました。
次は、レアなんじゃないかな?という組み合わせの出番です。
本当にこの代用品でいいのかな……とかちょっぴり思いつつ、飲むヨーグルトをしっかり振ってから鍋に投入します。
続いて炭酸水を鍋に注ぎます。もし飲むヨーグルトの容器にヨーグルトがたくさんついてしまっているようであれば、その容器に炭酸水を注いで軽くゆすってから入れても。
お玉などで軽く混ぜ、固まっている具材(特にジャガイモ)をほぐします。
そして塩と胡椒で味を調えます。
人によってはここでマスタードを隠し味に入れることもあるようです。
最後に細かく刻んだディルと卵の黄身を鍋に入れ、軽くかき混ぜます。
完成!
器に好きなだけ持ってお召し上がりください。
さっぱり系より、ちょっと濃厚な味が好きなの、という方は、食べる直前にサワークリームをひとすくい足してあげると風味が変わると思います。
ヨーグルト由来の酸味とディルの香りが爽やかなロシアのスープ、気が向いたらぜひお試しください。
Приятного аппетита !
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