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なぜ在宅クリニックが採用ブログを始めたのか。

当院は名古屋を中心に在宅医療を行なっているクリニックです。なぜ在宅医療クリニックが採用ブログを始めたのか。その理由をお伝えします。

これからどんどん在宅医療は必要とされてきます。

超高齢社会が進む日本において、在宅医療は欠かせないものになってきています。2016年の診療報酬改定では、「治す医療」から「支える医療」への転換を図るとことが盛り込まれ、医療業界は大きな変革の時を迎えています。
2025年には、団塊世代(1947年~1949年生まれの人たち)の約800万もの人達が全員後期高齢者になります。今後、今まで以上に在宅医療が求められるようになっていくでしょう。
政府は、来たる2025年に向けて、「地域包括ケアシステム」の構築を目指しています。地域包括ケアシステムとは、高齢者の方が、可能な限り住み慣れた地域で生活を続けられるように、医療、介護、生活支援サービスをトータルに提供していく仕組みです。
地域包括ケアシステムにおいて、在宅クリニックは中心的な役割を求められます。介護事業社やケアマネージャー、訪問看護ステーションなど、多職種と連携しながら、地域を支えていきます。
2016年6月の時点で約67万人が在宅医療を受けています。それが2025年にはそれが100万人を超えてくると言われています。在宅医療の患者は10年で1.5倍になる計算です。
厚労省の調査によれば、自宅での最期を望む人は7割を超えています。一方で、実際に在宅で最期を迎えることができた人は全体の2割にすぎません。
在宅医療を提供する病院・クリニックにはこのギャップを埋めていくことが求められています。

在宅医療の担い手はまだまだ少ないのが現状。

これだけ社会的なニーズが高まってきているのに対して、在宅医療の担い手はまだまだ不足しているというのが現状です。日本に医師は約32万人、看護師は約150万人いると言われていますが、在宅の担い手は2〜3%との統計もあります。
我々は、在宅医療の現場で、「最期まで自分らしく自宅で過ごしたい」という声をよく聞きます。そのような声にお応えするためにも、我々在宅クリニックはしっかりと体制を整えて、充実した診療を提供できるようにする必要があると考えています。その中心は「在宅医療を担う人」です。
医師、看護師、医療相談員、事務スタッフなど在宅医療にはさまざまな人が関わりますが、その全てが不足しているのが現状なんです。

在宅医療の現場のこと、もっと知ってもらいたい。

在宅医療は社会的なニーズがあるのにも関わらず、その実態はあまり知られていないと感じています。在宅ではどんな医療を提供するのか?、どんな仕事なのか?、やりがいは?、病院と在宅違いは?、などさまざまな疑問を多くの方は抱えていると思います。通常、医師や看護師の方は病院での勤務からキャリアをスタートさせる場合が多く、在宅医療は経験がない場合がほとんです。なので、その実態がわからずに、なんとなく興味はあるんだけど、在宅医療に飛び込むまではいかないという方が多くいるのではないかと思います。
そこで、木の香往診クリニックでは、在宅医療の現場のことをもっと知ってもらうことで、在宅医療の担い手を増やしていきたいと考えました。我々がこの採用ブログを通じて情報を発信することで、1人でも多くの方に在宅医療を知ってもらい、興味を持ってもらい、できれば我々と一緒に働き、活躍いただければと考えています。

木の香往診クリニックでは一緒に活躍いただける仲間を募集しています!

木の香往診クリニックでは我々と一緒に在宅医療の担い手として、地域を支えてくれる方を募集しております。在宅未経験の方でも大歓迎です。むしろ、今、活躍しているメンバーは全員、在宅未経験からスタートしています。少しでも興味ある方は見学からでも構いませんで、問い合わせいただければと思います。

▼お問い合わせは当院のウェブサイトから!