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センスを磨く方法がわかる『センスは知識からはじまる』(水野学)
センスって何だろう?どうやって磨けばいいんだろう?センスのある人って天性みたいなものなんじゃないか? とこれまで思っていた私にとって、水野学さんの言葉との出会いは、本当にストンと腑に落ちるものだった。
最初の出会いは、雑誌の中で。
「センスは、多くの知識をストックし、最適な組み合わせを考えることで磨かれていく。」
今回読んだ
『センスは知識からはじまる』
にも、うなずける言葉がたくさんあった。なるほど、と思える言葉ひとつひとつに、ふせんを貼っていたら、すごいことになった!
本書の中には、センスを鍛えるトレーニング法が載っている。
その中から、自分を客観視することのできる「服選び」を実践してみた。
1 ターゲット(ここでは自身)の表面的な「特性」を正確に把握する
体型や顔立ちを細かく観察し、数多くのプラスマイナスをみつける
2 ターゲットの内面的な「特性」を把握する
自分はどのようなキャラクターであるか。
私は、慎重でまじめなタイプ。
3 最適化の条件を設定する
目指すゴールを設定。どのような条件下で服を着るかで決める。
私は、「仕事ができる親しみやすい大人の女性」をゴールにした。
4 最適化に向けた機能を設定していく
プラスになるところを誇張したり、マイナスになるところをカバーしたりする機能を考える。
5 時代環境を考えて調整する
ほんの少しだけ、時代環境に合わせた装飾を入れる。
私は、「ドット柄」を選んだ。
BeforeとAfterで比べると、下図のようになった。
私のつたない絵でも、変化してることがわかるのではないか。
Afterのイメージで実際に髪型や服装を変えていこうと思う。
そして、読んだ後に「さっそく実行しよう!」と思ったものを紹介する。
p102 「効率よく知識を増やす三つのコツ」
1 王道から解いていく
王道は「ロングセラーになっているもの」と言い換えることができます。
2 今、流行しているものを知る
僕は普段から、女性誌、男性誌、ライフスタイル誌に経済誌と、月に何十冊もの雑誌に目を通しており、ここから得た知識はとても役に立っています。
3「共通項」や「一定のルール」がないかを考えてみる
p148 企画書を書く際、雑誌を真似てみるのも一案です。雑誌は順番に読みやすいようなレイアウトがなされています。自分がいいと思う「これはいつも読みたくなるな」という雑誌をまず買ってきて、それと同じフォーマットにしてみる。
p153 「好き嫌い」ではなく例を挙げてセンスを磨く
好き嫌いで話を始めると、その人にセンス、すなわちその人の知識の範囲でしか会話が成立しなくなります。
自分の好き嫌いを外して、まずそのグラスを、「誰が、どんなときに、どんな場所で使うのか」を設定しましょう。
対象を具体的に、リアリティをもってイメージできるようになるためにも、「雑誌」は効果的です。
p158 「いい企画を出してやろう」と悩みすぎて時間ばかり食っているなら、自分が得意な分野から考えることをおすすめします。
今回も刺さる言葉がいっぱい。
前回読んだ水野学さんの本の感想は、コチラ↓
刺さる、うなずける言葉がたくさん『いちばん大切なのに 誰も教えてくれない 段取りの教科書』水野学 著
水野さんは、知識の蓄え量がハンパない。それは、幅広く奥深い。しかも商品のために論理的に情報を探っている姿勢がうかがえる。
次はぜひ、
『アウトプットのスイッチ』
を読みたい。
ちなみに、本に貼ったふせんは「ココフセン」を使った。本や雑誌を読んでいて、すぐにふせんを貼りたくなった時に便利。ふせんを手に持っていなくても、本の表紙などに「ココフセン」を直接貼っておくことができる。
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