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化学品・危険品貨物の取り扱いにお困りの方、必見です!

 こんにちは、鴻池グループの横浜港輸出入貨物の取り扱いと言えば私たち’’ニチウン’’です。昨今、荷主企業様でのコンプライアンス意識の高まりから危険品貨物の取り扱いについてのお問い合わせを多くいただいております。今回は危険品貨物の輸出取扱い業務につきまして簡単にご紹介します!

1)私たちが扱う貨物🚢
 私たちはお客様の海外自社工場や海外客先様へ、各種危険品の輸送を行っております。商品は、樹脂、塗料、溶剤、接着剤など。その形状は固体、粉体、液体など、又、荷姿もドラム缶、ジェリ缶、ポリ容器、紙袋など様々です。更に特性では、引火性、可燃性、酸化性、放射性物質、腐食性物質等、多岐に渡ります。扱量も単体大ロットから小ロット、最近では小口・小ロット・多品種の扱いが増えています。

2)SDS(Safty Data Sheet)による貨物判断⚠
 化学品の輸送では、荷主様から事前に商品ごとのSDS(注1)を提出頂いております。SDSから商品特性を検討・判断し、普通品であるか危険品であるかの判別を行います。又、普通品でも国内輸送・保管上で危険品扱いになるかならないかにも注意を払います。
海上輸送上は普通品扱いでも、船積前の国内での扱いが消防法等に該当する場合は、お預かりする貨物を危険品倉庫に保管する必要があります。
 SDSには商品の様々な情報が記載されていますが、海上輸送上・国内輸送・保管でそれぞれ危険品に該当するか、積み合わせはどうかはSDSで
次の点を確認します。
・危険有害性の要約
・引火点
・属性・・・酸性、アルカリ性
・国際規制・・・国連番号、容器等級、輸送危険物分類
・国内規制・・・消防法、毒物及び劇物取締法、道路法

注1)安全データシート(Safety Data Sheet)の略語。化学物質および化学物質を含む混合物を譲渡または提供する際に、その危険性・有害性及び取扱いに関する情報を譲渡または提供する相手方に提供するための文書を指す

SDSより抜粋①
SDSより抜粋②

3)危険品ラベルの添付🏷
 危険品貨物は、危険品であることがひと目で判るように、一包装毎に該当する危険品ラベルを添付しなければなりません。

危険品ラベル一例
左:分類区分3 引火性液体類
右:分類区分4.1 可燃性物質
危険品ラベル貼付の事例

4)港湾労災防止協会への連絡☎
 危険品貨物取り扱いにあたっては、扱う旨を各港の港湾労災防止協会
連絡します。連絡では下記の危険物・有害物事前連絡票を作成・提出します。弊社に危険品輸出作業をご用命いただきました際には、これら書類を代行作成いたします。
 この様に、危険品の輸出業務では、お客様の貨物をお預かりしてから船積に至るまで、災害防止に向けて細心の注意を払い、日々様々な作業が行われているのです。


如何でしょうか?化学品の輸出を検討している方は、ジェトロのHPも是非参考にしてみてください👀

危険物国際輸送における留意点:日本 | 貿易・投資相談Q&A - 国・地域別に見る - ジェトロ (jetro.go.jp)

日本貿易機構(ジェトロ)

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